新型コロナウイルスの新たな変異株『オミクロン株』について、 日本国内で12月1日までに2例目の外国人の感染を確認した。『オミクロン株』の出現を受け、 政府が外国人の新規入国を一律で停止した11月30日、すでに日本でも初の感染者(アフリカ・ナミビアから入国の男性外交官)が確認されている。
政府関係者によると、1日明らかになった国内で2例目となる『オミクロン株』の感染者は、11月29日に南アフリカ・ペルーから日本に入国したという。
オミクロン株は、日本国内での感染拡大”第5波”を引き起こしたデルタ株を上回る感染力があると考えられるという。ワクチンの効果が落ちる可能性も指摘され、専門家から、 ワクチン2回接種後に感染する 「ブレークスルー感染」の増加を懸念する声が上がるが、重症化するリスクがどの程度あるのかなど未解明な部分も多い。
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「感染流行の”第6波”は遅かれ早かれ来ると思っていた。重症化する可能性低いとは言われているが、こうやって『オミクロン株』が日本でも確認された以上、落ち着いて様子を見ていくしかない。当然ながら、もう忘年会と称した夜の会合はナシ」と話すのは、神戸市垂水区の男性会社員(30代)。
兵庫県宝塚市の女子大学生(20代)は「怖いです。春から社会人になるが、就職活動も最終面接までリモートで、やっと内定者の集まりが12月に予定されていたのに、きょう(12月1日)の段階で、状況をみて年明けに、との連絡が。過剰すぎるのでは」と残念な表情。
大阪市中央区で飲食業を営む40代男性は「10月に(4度目の)緊急事態宣言が解除されても、お客様に本当の笑顔は戻ってきていなかった。なぜなら、”第6波”が気持ちのどこかに見え隠れしていたから。仮に今回、”第6波”でなかったとしても、変異株の出現は早いな、というのが本音」と驚く。