兵庫県内の小中学生を対象とした書道コンクールの表彰式が12月11日に行われた。
兵庫県内JAとJA共済連兵庫が共催して毎年実施されている「JA共済小・中学生書道コンクール」。65回目を迎えた今年は、県内706校の小・中学校から5,271点(総参加点数7万3,266点)が集まった。兵庫県民会館11階パルテホールで開催された表彰式では、特別賞・金賞に輝いた受賞者と学校賞受賞校の代表者に、賞状・副賞および盾が授与された。
「JA共済小・中学生書道コンクール」は、JA共済の事業理念である「助け合い」と「思いやり」の心を、次代を担う小・中学生に理解してもらうとともに、書写教育を通じてよりよい人格形成の一助となることを目的に、兵庫県内JAとJA共済連兵庫が共催して毎年実施しているもの。審査は、JA共済連兵庫で、一次審査会(9月24日)と本審査会(10月1日)を開催し、厳正な審査のうえ入賞作品が決定。半紙・条幅の各部について区分し、入選作品にはそれぞれ賞状ならびに副賞が贈られた。
特別賞は、兵庫県知事賞、兵庫県教育委員会賞、NHK神戸放送局賞、神戸新聞社賞、サンテレビ賞、ラジオ関西賞、兵庫県書作家協会賞、兵庫県農業協同組合、中央会会長賞の計8点。また、コンクールに貢献のあった優秀な学校(3校)には「学校賞」が贈呈された。
このうち、小学校4年生「半紙の部」でラジオ関西賞を受賞した小野市立大部小学校の佐伯栞大朗さんは、「大きな賞をもらったのは今回が初めてでうれしい。小学1年生の時に習字を始め、今まで続けてきて良かったです。課題の『成長』は、難しく何度も書き直し、筆を滑らかに止まらないように気を付けて書きました」と感想を述べていた。