空手の有段者でもある女優の武田梨奈と、中学時代まで本格的に野球に取り組み「神スイング」でも知られるタレントの稲村亜美が、ラジオ番組で共演。スポーツを行ううえで思春期に訪れた変化について、それぞれの経験を語った。
武田がパーソナリティーを務めるラジオ関西『武田梨奈のこだわりな時間』12月18日放送回で、ゲスト出演した稲村。兄が野球をしていたのをきっかけに、自身も小中学生のときに野球にのめり込んだという。「兄の野球を両親がお手伝いで見にいくんです。私も小さかったので、一緒に行って、気づいたらボールを握って投げさせられていたというか……。だから、自然な流れで野球を始めていましたね。周りのコーチ陣とかも『始めてほしいな』というような感じだったので、まんまと、始めさせてもらいました」。
小学生のときは少年野球チーム、中学生のときはシニアリーグで男子とともにプレーした稲村。ただし、中学試合には明らかな変化があったと話す。
「小学生のときは少年野球チームで、中学生のときはシニアリーグで硬球で、男の子と一緒にやっていました。小学生のころはみんな一緒で、同じステージに立てて、同じようにみんなも扱ってくれるのでよかったんですが、中学になると思春期に入ってくるので……。私はそこまで気にしていなかったんですが、男性陣が気にし始めて、キャッチボールも一緒にしてくれないとか……。だから後輩の子を誘ってキャッチボールをしていたり。(女の子は)私ひとりしか最終的にはいなくなってしまったので、少し大変な環境ではありましたね」
武田も空手に取り組むなかで、中学時代の変化を強調する。
「私も小学生のころはまだ(道場で空手を一緒にする)女の子がいたんですが、中学や高校になると、みんな部活を始めるので、道場に来る人が少なくなっちゃうんです。そうなると男の子と一緒に練習することも増えますが、そこで『負けたくない』という気持ちが強くなりました。小学生のときはさほど力の差も変わらないんですが、中学生になると男の子のほうが足も速いし、力も強いし、⾝体も⼤きくなるので、負けたくない気持ちが出ちゃいました」
その話を受けて、稲村も、「中学になったらいきなり体格とかも変わってくるので、『ああ、ここで差がつくんだ……』と思いました。ちょっとショックでしたね、私は」と、男子と同じように野球ができないもどかしさを感じていたようだった。
中学をもって野球に一区切りをつけた稲村だが、自動車メーカーのCMで見せた「神スイング」が話題となり、一躍注目を集める。芸能界で活動する今も、これまでの始球式の機会で100キロ超のボールを投げ込む実力の持ち主。普段から「ジムにいったり、ランニングしたり、最近だとピラティスを始めました!」というように身体を動かし続けているという。
そんな稲村に、武田が質問。「私も1回だけ始球式をやらせてもらいましたが、届かなかったんです。練習ではギリギリ届いていたんですが、本番になると緊張もするし、なんか感覚がわかんなくなっちゃって……。やっぱり練習、なんでしょうか? コツとかありますか?」。