“兵庫五国”といわれる摂津・播磨・但馬・丹波・淡路の魅力を食で堪能できるイベントが、兵庫県立兵庫津ミュージアムの初代県庁館・イベント広場で1月8日(土)午前10時から開催されます。
現在の「兵庫県」の形は、明治のはじめにおこなわれた廃藩置県をきっかけに、5つの国、摂津・播磨・但馬・丹波・淡路が統合されるかたちで生まれています。その各地域は、食文化も言葉も風習も少しずつ違い、それぞれに豊かな個性を持っています。
今回のイベント「五国をいただきます!兵庫五国お雑煮まつり」では、地域ごとの自然と同じく、多様な“五国”の食文化の一端を楽しくふれてもらおうと、各地域にちなんだお雑煮を味わえることに。お雑煮文化は多種多様で、明確に五国ごとに分けることはできないそうですが、おすまし風、白みそ、赤みそ、ノリ(海苔)入り……など五国の多彩な食文化を象徴するようなお雑煮には注目です。一杯100円(税込)で、事前の申し込みは不要。(※配布予定数に達し次第終了)
県立兵庫津ミュージアムは、兵庫県神戸市兵庫区の兵庫津地域に整備された博物館。2館から構成され、「初代県庁館」が昨年11月に先行オープンし、今年後半には「ひょうごはじまり館」が開館予定です。
その「ひょうごはじまり館」は、千年を超える歴史を誇る港・兵庫津の歴史や、独自の過程をたどった兵庫県の成り立ち、変化、多様性に富む“兵庫五国”の魅力を伝える施設として整備されます。
なお、県立兵庫津ミュージアムでは、昨年12月25日から「リアル謎解きゲーム GOKOKUナゾトキ調査団~はじまりの地で宝をさがせ~」を開催中。施設をめぐりながら隠された謎を解き明かすイベントで、3月31日まで開催されています。参加申し込みは不要で、クリアをするとオリジナルバッチがプレゼントされます。
ほかにも、「兵庫津ミュージアム」名誉館長を務める「兵庫・神戸のヒストリアン」田辺眞人氏(園田学園女子大学名誉教授)による歴史の講演会や、地域ゆかりの飲食店によるミュージアムカフェ、兵庫津地域のまちあるきなど数多くのイベントが予定されています。詳細は公式ホームページを参照。
◆兵庫県立兵庫津ミュージアム
兵庫県神戸市兵庫区中之島2丁目1-17
電話 078-651-1868
開館時間
<4月〜9月> 9:00〜18:00
<10月〜翌3月> 9:00〜17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日 月曜(祝休日の場合は翌日)、年末年始(12月31日、1月1日)※1月3日(月)は開館(翌4日が休館)
アクセス 神戸市営地下鉄海岸線「中央市場前」駅から徒歩約5分
【公式HP】
【公式Twitter】
【公式Instagram】