兵庫県は6日、県内で新たに106人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規感染者数が100人を超えるのは、2021年9月30日（109人）以来、98日ぶり。自治体別では、神戸市＝28人、姫路市＝4人、尼崎市＝10人、西宮市＝16人、明石市＝21人、県健康福祉事務所管内＝27人で、感染者の総数は7万9,117人になった。直近1週間の新規感染者数は1日当たり33.1人で、4日続けて上昇している。
6日午前0時現在で、県内の医療機関などにおける病床使用率は6.4パーセント（うち重症対応は1.4パーセント）、宿泊療養施設の使用率は0.9パーセントとなっている。また、県内で新たに20代男性1人が「オミクロン株」に感染したことが確認された。海外渡航歴はなく、ワクチンは接種していなかった。県内の「オミクロン株」感染者の総数は14人になった。
県は、直近1週間の平均感染者数が20人に達するなどすれば、「オミクロン株」感染者らへの対応を変更するとしていた。これまでは症状の軽重・有無を問わず、感染者は原則入院としていたが、6日からは入院は中等症以上にするなど、保健所の判断で、柔軟な対応ができるようにする。また、濃厚接触者には宿泊療養施設での療養を求めてきたが、自宅での健康観察を認める。
【直近1週間の新規感染者数の推移】※（）内は直近1週間の平均患者数
1231日：7人（10.4人）
1月1日：19人（11.4人）
2日：3人（11.0人）
3日：12人（12.4人）
4日：26人（14.4人）
5日：59人（19.7人）
6日：106人（33.1人）
