宝塚歌劇団月組の風間柚乃が、1月10日に放送されたラジオ番組『ビバ!タカラジェンヌ』(ラジオ関西、月曜午後8時〜)に出演。2022年新春公演「ミュージカル・キネマ『今夜、ロマンス劇場で』」、「ジャズ・オマージュ『FULL SWING!』」について、稽古場でのエピソードや見どころを語った。
2018年に公開された映画『今夜、ロマンス劇場で』を舞台化した今回の作品。映画の中では、映像が白黒からカラーに変わるシーンもあり、映像作品ならではの演出を舞台でどう描くのかと、舞台化の話を聞いた当初は非常に驚いたと話す風間。「(映画の世界が)マジックみたいに(舞台上に)現れましたね」というパーソナリティの小山乃里子の言葉に大きくうなずき、「『人が2D(2次元)から3D(3次元)になることで、こんな感動が生まれるんだ』というのが、映画とはまた違った魅力なんじゃないかな」と、舞台の見どころを語った。
風間が演じるのは、大劇場での新トップお披露目となった月城かなとが演じる主人公・牧野健司の助監督仲間、山中伸太郎。主人公の同期でありながら先輩風を吹かせているという役どころに、「最初のお稽古の頃は遠慮してしまった」と話した風間。しかし、「れいこさん(月城)がやりやすい環境を作って、私が遠慮せずお芝居がしやすいように、いろいろとアシストしてくださった」と言葉を続け、月城はもちろん、出演者同士の強い絆のおかげで「気負わず舞台に立つことができている」とコメントした。
ショー『FULL SWING!』では、2021年秋にバウホールで上演されたミュージカル『LOVE AND ALL THAT JAZZ』に続いてジャズに挑戦している風間。出てくる楽曲は、どれも『LOVE AND~』とはまったく異なるものばかりで、ジャズの奥深さとともに自身の勉強不足を実感したそう。ジャズならではの裏拍のリズムに苦戦しながらも、「プロローグのシーンでは最下級生まで全員が出ているので、(出演者全員の)熱量を感じる」という言葉から、月組全体の一体感を感じながら舞台を楽しんでいることが伝わってきた。
番組最後には、「新人公演も卒業。月組も(トップコンビが変わって)生まれ変わったので、自分も組の戦力になれるよう必死にがんばっていきたい」と、この1年に向けての抱負も明かした。
月組宝塚大劇場公演は2022年1月31日(月)まで上演予定。
ラジオ関西『ビバ!タカラジェンヌ』
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