小惑星探査機「はやぶさ2」が持ち帰ったカプセルの特別展示が、兵庫・明石市立天文科学館で始まった。2022年1月25日(火)まで。
2014年12月に地球を旅立ったはやぶさ2は、小惑星「リュウグウ」で困難なミッションを次々と成功させ、2020年12月、6年間で約52億キロメートルに及ぶ旅の後、リュウグウの砂などを地球に届けた。砂が詰められたカプセルは、オーストラリアの砂漠に落下、回収された。
会場では、カプセルを地球に運んだインスツルメントモジュールやヒートシールドの他、ターゲットマーカーのフィルムや小惑星リュウグウの3D形状モデルなどを展示しており、宇宙空間の長い旅から戻って来たとは思えないような姿を間近で見ることができる。
見学は、原則ホームページからの事前申し込みが必要だが、空きがあれば当日でも受付可能。定員は1日780人。申し込みは、1人につき1日1回で、代表者1人につき5人まで申し込める。見学は15分ごとに30人ずつが案内される。明石市立天文科学館によると「土曜・日曜は予約でいっぱいだが、平日ならまだ空きがある時間帯もある」という。
明石市立天文科学館の開館時間は、午前9時30分~午後5時までで、入館は午後4時30分まで。会期中の休館はない。問い合わせは、電話番号078-919-5000。