元Jリーガーが語る「指導者の道を考えていないからこそ、教えられるもの」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

元Jリーガーが語る「指導者の道を考えていないからこそ、教えられるもの」

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 元Jリーガーで、現在はテレビやラジオなど多方面で活動するタレントの近藤岳登が、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組で、サッカーを伝える思いについて持論を展開した。

 サッカー関連のメディアやイベントだけでなく、バラエティー番組に出演したり、「R-1ぐらんぷり2019」では準決勝まで勝ち残ったりする実績を持つなど、幅広く活躍する近藤。子どもたちを対象としたサッカー教室に登場した際には、ユニークなキャラクターをいかしつつ、これまで培ってきた技術を教える場面もある。また、メディアを通して、自らのサッカー観を伝えることもしばしば。

 近藤が、“関西の朝の顔”赤﨑夏実、女優で現役女子高生の寺田光とともにパーソナリティーを務めるラジオ番組『カンピオーネ!レオネッサ!!』(ラジオ関西)もその1つ。1月17日放送回では、女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」がウインターブレイク中で試合がない中、リスナーから「(近藤)岳登さんは指導者の道を考えたことはなかったのでしょうか?」というメッセージが寄せられたが、そこで近藤は「全くない!」と断言する。

左から、赤﨑夏実、寺田光、近藤岳登(写真:ラジオ関西)

「今も子どもたちに教えているけど、(ライセンスなどを取得するような)指導者になる気がないから、いろんなことを考えずに、逆に自分が本当に必要だと思うことをぶれずに伝えられる。これが、指導者になりたいからといって、いろんな海外のサッカーを取り入れたりしていくと、トレンドを追いかけちゃうんじゃないかな、と自分では思っていて……」

 その思いに達した背景には、近藤がプロサッカー選手・Jリーガーまで登りつめたなかで感じたものだけでなく、日本代表になれなかったという挫折も影響しているという。

「もはや大事なのは、戦術うんぬんじゃないからね。俺の中では、日本代表になれなかった悔しさがあって、なんでなれなかったのかと考えたときに、『これが足りなかった』というものが自分の中であるから。そのことを教える(伝える)だけっていうのはいいかも。指導者の道を考えていないからこそ教えられるものってあると思うから、そんな感じでいきたい」。セカンドキャリアで活躍を続ける“情熱の男”はいま、新たな角度からサッカーに関わりつつ、自らの思いをこれからも発信し続けることを誓っていた。

放送の様子(写真:ラジオ関西)

 一方で、番組のなかでは、近藤らが舞台のすごさについて話す場面も。パーソナリティーの1人、寺田が、3月からミュージカルの舞台に出演することが決定。その稽古の話の流れで、赤﨑が「何度か吉本新喜劇に番組の企画として出させていただいたことがあるが、あの方たちがものすごくて!」と興奮気味に話しだす。

「あの新喜劇の舞台を、前日の晩に稽古して覚えるんですよ! そのまま次の日に舞台に出て、でもみんなこんな分厚い台本が全部頭に入ってるんです。もうプロ過ぎて、しかもアドリブも入れながら、きっかけ(次につなぐためのセリフ)もちゃんと。もう見てて鳥肌!!」




2022年1月から『カンピオーネ!レオネッサ!!』(ラジオ関西)エンディングテーマとなっているSHIONの「Our Path ~volume 2~」

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