新型コロナウイルスの急速な感染拡大が続くなか、世界遺産姫路城マラソンの実行委員会は7日、27日に開催を予定していた世界遺産姫路城マラソンを中止すると発表した。中止は3年連続で、「マラソンの部」に参加予定だったランナーを対象に、代わりの大会としてオンラインマラソンを実施する。参加料は、実際に支出した費用などを踏まえ、返金の有無や金額を決めるという。
姫路城マラソンは2015年に始まり、毎年2月に実施されてきたが、2020年の6回大会、2021年の7回大会は中止となっていた。2022年の8回大会には、42.195kmを走る「マラソンの部」に4,446人、親子などが対象の「ファンランの」部に1,787人が参加予定だった。
実行委は、「3年ぶりとなる大会開催に向けて様々な感染予防対策を講じる準備を進めてきましたが、収束の見通しが立たない状況下においては、市民の方々をはじめ、ランナー、ボランティア、医療スタッフなど、大会に関わる全ての皆さまの安全・安心を確保することができないとの判断に至った」と中止に至る経緯を説明した。