女子サッカー・WEリーグのINAC神戸レオネッサから、アメリカ女子サッカーリーグのポートランド・ソーンズFCへ完全移籍すること発表した、MF杉田妃和選手に、元Jリーガーが激励メッセージを送った。
育成年代から世界で活躍し、なでしこジャパン(日本女子代表)の一員としても、2019年のFIFA女子ワールドカップフランス大会や、昨年の東京五輪などで実績を残した、才能あふれる杉田選手。1月27日に初の海外クラブへの移籍を発表。翌28日には記者会見で意気込みを語っている。
ヴィッセル神戸や水戸ホーリーホックなどで活躍した元Jリーガーの近藤岳登は、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組『カンピオーネ!レオネッサ!!』(ラジオ関西)のなかで、杉田選手をおもんばかりながら、次のようにコメントする。
「チームへの愛、タイミングというのをすごく気にしていて、やっぱり(WEリーグの)優勝を決めてから行きたかったというのが本音だろうけれど……。『自分の将来のことや海外に挑戦するワクワク感を含めたら、この時期だった』ということを自分の口で言えるのは、考えて悩んで、いろんな選択肢の中からまわりに流されずに自分で決めたということがよく伝わった。だから、すごいいい決断(だと思う)」
また、近藤は、「自分でちゃんと決めたことって何があっても責任とれるんだよね、言い訳しなくなるから。今後、杉田選手本人、そのまわり、INACのこれから、日本代表とか、いろんなことが起こるけど、きっとすべてがいい方向に決断したと思う」と、自身の経験を踏まえて話した。
また、杉田選手の「行ってOKではなく、結果を残せるプレーヤーになれるように頑張りたい」という言葉について、「行くだけじゃないよとメッセージで発信するのは、メンタルももちろん強いし、ひょうひょうとした中にも確固たる自信あるから。挑戦というのもあるが、いきなりチームの中心で世界に名前を響き渡らしてほしい!!」と、新天地での活躍を期待した。