兵庫県内の医療機関や医療従事者を支援しようと、JA共済連兵庫が2021年3月以降、「ひょうご新型コロナウイルス対策支援基金」へ、独自の寄付を続けている。寄付金の総額は2022年3月時点で約1150万円にのぼる。
この寄付金は、JA共済連兵庫が県内にある14のJAとともに、JA共済の契約件数に応じて100円を寄付する活動を展開して集めたもの。2021年3月から同年5月末の第1期には271万1200円、6月から8月末の第2期には400万5700円をすでに寄付し、今回、第3期分として、9月から12月末までに集めた475万6800円を同基金に寄贈する(第1期~第3期の合計は1147万3700円)。
3月11日、神戸市中央区にある兵庫県知事応接室で行われた贈呈式では、JA共済連兵庫運営委員会の福本博之会長から斎藤元彦兵庫県知事へ寄付金の目録が手渡された。
福本会長は「コロナの早い終息を願っている。これからもこうした地域社会貢献活動を続け、地域とともに歩んでいきたい」などと述べ、来年度へも意欲を示している。
なお、JA共済連兵庫はこれまでの活動を活かし、「気候変動等の影響により自然災害が多発するなか、各自治体の防災・減災に向けた取り組みを支援したい」として、「JA・JA共済 防災・減災に向けた支援活動」を今年1月1日から始めている。同様の方法で12月末までに集めた寄付金を、兵庫県や県内の市町へ寄付する予定だ。