兵庫県は15日、斎藤元彦知事が新型コロナウイルスに感染したと発表した。執務中はマスクを着用するなどの感染防止対策を講じており、15日正午時点では職員や来庁者などの中に濃厚接触者はいないが、公務に同行した県秘書課の職員2人が自宅待機となっているという。
斎藤知事は14日に南あわじ市で水産現場や防災関連施設などの視察をしたあと、徳島県鳴門市でおこなわれた「兵庫・徳島『鳴門の渦潮』世界遺産登録推進協議会」の総会に出席していた。午後11時ごろに同居の家族が発熱し、その後、翌15日の朝になって、斎藤知事にも38.3度の発熱と倦怠感、咳の症状が出た。その後、午前9時ごろに医療機関を受診、抗原検査で陽性と判明したという。
斎藤知事は新型コロナのワクチンを2回接種済みで、3回目の接種に向け調整中だったという。なお、都道府県知事が新型コロナに感染するのは初めて。