豊かな海産物に恵まれ、グルメの街として知られる兵庫県明石市。その食文化を自宅で気軽に楽しめるオンラインショップ「明石メルカート~召しませ、あかし~」が今年1月末、リニューアルオープンした。
兵庫県を代表する郷土料理・明石焼(玉子焼)や明石鯛、明石だこなどの水産加工品、伝統工芸品など35店舗・約110点を出品するほか、これら商品を作り出す職人たちの手仕事を収めたプロモーション映像や店のこだわりを紹介する記事も新たに公開している。
運営する一般社団法人明石観光協会の福田瑞紀さんは「まるで店頭で商品を見て選んでいるような、リアルさを追求した映像や読み物になっている」と話す。
季節の到来を告げる旬の味も豊富に取り揃える。例えば、春の風物詩として親しまれている「いかなごのくぎ煮」は、明石市内で唯一、明石浦漁業協同組合の買参権を持つすし店「明石浦正」の板長が作る一品。3月1日にイカナゴのシンコ漁が解禁されたばかりで、新鮮な春の味覚を堪能できる。また、サンマの加工量が全国トップクラスの明石ならでは、「さんまの開き干し」は根強い人気商品の1つ。サンマひと筋60年以上という市内の専門店「魚寅」が手掛ける開き干しは無添加にこだわり、肉厚でふっくらとした身の柔らかさと脂乗りの良さが評判だ。
3月25日(金)正午までは、今秋に開催される「第41回全国豊かな海づくり大会兵庫大会」を記念した送料無料キャンペーンを開催中。購入金額等の条件はなく、1品から送料無料となるほか、先着で大会ロゴとご当地キャラクター「明石観光PR隊長パパたこ」をあしらったオリジナルマスクケースがプレゼントされる。
「全国豊かな海づくり大会」は、水産業の振興と発展を図ることを目的に1981(昭和56)年の第1回大会開催以来、毎年各地で開催されている国民的行事。「全国植樹祭」「国民体育大会」「国民文化祭」と並び、天皇皇后両陛下がご臨席される『四大行幸啓』の1つとなっている。今年11月12日(土)・13日(日)には2度目の兵庫県大会の開催が決定しており、メイン会場となる明石では様々な準備が進められている真っ最中だ。
「海峡、そして食のまちとしてますます盛り上がりを見せている明石の魅力を、オンラインショップを通して多くの人に知ってもらいたい」と福田さん。「明石メルカート~召しませ、あかし~」を通じて、“海峡のまち”明石をさらに盛り上げていく。(嵐みずえ)
※ラジオ関西『原田伸郎のびのび金ようび』2022年3月11日放送回、「嵐みずえの素敵な明石!!ここ」より
◆一般社団法人明石観光協会
兵庫県明石市東仲ノ町6-1アスピア明石北館7階
電話 078-918-5080
【「明石メルカート~召しませ、あかし~」HP】
【明石観光協会HP】