清酒「白鹿」ブランドを展開する辰馬本家酒造(兵庫県西宮市)が2月22日「猫の日」にちなみ、『黒松白鹿 ネコダスケ 特別純米 山田錦』を発売、予約開始日の2月4日当日に予約枠が埋まり、オンライン販売分・店頭販売分の計222本が完売した。売上の一部は、3月10日に西宮市の「動物愛護基金」に寄付した。
『ネコダスケ』は、SNSを中心に人気のイラストレーター・オキエイコさんが、野良猫実質的殺処分ゼロへの想いを込めてデザインした。猫の日の語呂合わせで、販売価格を1本2,222(にゃにゃにゃにゃ)円(税込)に価格を設定、このうち222(にゃにゃにゃ)円分を寄付金としたため、計4万9284円が動物愛護のために活用されるという。
西宮市は「人と動物が共生できる街づくり」に向け、所有者のいない猫に対する不妊去勢手術などの支援事業や、動物管理センターで保管する犬猫などの動物の譲渡推進事業の取組みに活用し、センターへ持ち込まれる犬猫などの引取り数の削減、実質的殺処分ゼロの取組みを進めている。市の担当者は「寄付金の額以上に、西宮市の動物愛護活動を広めて下さったことに感謝したい」とコメントした。
西宮の地(灘五郷の一つ・西宮郷)で360年酒造りを営む辰馬本家酒造は、西宮市の動物愛護活動への寄付を通じて、地域の社会課題解決に貢献したいとしている。