異色の経歴を持つテコンドー選手、攻めに特化したファイトスタイルで目指すは「パリ五輪の金メダル」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

異色の経歴を持つテコンドー選手、攻めに特化したファイトスタイルで目指すは「パリ五輪の金メダル」

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 林歳彦氏(会社経営者・環境活動家)と、フリーアナウンサーの田中大貴(元フジテレビアナウンサー)がパーソナリティーを務めるラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』に、テコンドーの栗山廣大選手がゲストとして登場。テコンドーにかける思い、そして2024年パリ五輪出場に向けた抱負を聞いた。

写真左から、フリーアナウンサーの田中大貴、テコンドーの栗山廣大選手、林歳彦氏(会社経営者・環境活動家) ※撮影時にマスクを外して対応 (写真:ラジオ関西)

 栗山選手は「実家がお寺のギャル男で元警官」という、異色すぎるアスリート。特殊部隊SATの体力試験にも合格したという経歴を持つ。東京五輪代表選考では最後の最後で惜しくも代表入りを逃したものの、2021年12月の第15回全日本テコンドー選手権大会では、男子-80kg級王者となった。

(写真提供:栗山廣大選手)

 テコンドーを始めたのは、大学のテコンドーサークルに入部したことがきっかけだったという栗山選手。「ある程度、身体能力はあったので初心者向けの試合では優勝できたんです。でも、ある大会で初心者の部ではないトップ選手の試合を見てすごく感動したんですよ。『自分もこれ(トップ選手)になりたい! 感動を与える側になりたい』と思って、それがプロを目指すきっかけになりました」。持ち味は、「相手に50点取られても、自分が51点取ればいい。相手が疲れているときこそ勝負」という、攻めに特化したファイトスタイルだ。

 そんな栗山選手は、もともと大阪府警で警官をしていたが、テコンドーで世界を目指すために退官し、現在、新車・中古車の自動車販売を行う株式会社ロードカーとスポンサー契約。所属先については「好きなようにやらせてもらえて、競技に対するストレスが1つもないです」と話す。「僕はスポーツで感動をもらって、今度は感動を伝える側になれたので、試合以外のフィールドでも何か感動や活力を与えられることをしたい。そんな社会貢献的な活動ものびのびやらせてもらっています」と感謝の思いも口にしていた。

 栗山選手の今の目標は「パリ五輪で金メダルを取ることです」ときっぱり。「1日1日やれることをして、自分の良いところを活かす練習をしています。インターバルを減らしてラウンドを16連チャンしたり……自分を追い込んで追い込んで、やりきったその延長線上に結果があると思います」というファイターは、「最終的には、次世代アスリートのモデルとなるような人物になりたい」と今後への野望を語っていた。

鮮やかなキックを披露したテコンドーの栗山廣大選手

※ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』2022年2月14日放送回より

◆栗山廣大選手
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