ヴィッセル神戸や水戸ホーリーホックなどで活躍した元Jリーガーの近藤岳登は、自身がパーソナリティーを務める、ラジオ番組『カンピオーネ!レオネッサ!!』(ラジオ関西)3月28日放送回のなかで、女子サッカーのプロリーグ、WEリーグの上位決戦への期待や、WEリーグの牽引役となる強豪クラブへの思いを語った。
直近の第15節は対戦が組まれておらず、3月26日(土)にWEリーグが掲げる理念推進活動「WE ACTION DAY」を実施した、INAC神戸レオネッサ(勝点32、12試合消化)。神戸市垂水区の三井アウトレットパークマリンピア神戸で『スポーツ防犯教室』と『サッカークリニック』を行い、選手たちは子どもたちとの触れ合いを通じて新たなパワーも得たよう。リーグ初代女王を目指すチームは、約2週間ぶりの試合となる第16節で、リーグの動向を占う上位決戦、2位の日テレ・東京ヴェルディベレーザ(勝点26、13試合消化)とのアウェイ戦に挑む。
INAC神戸としては「これに勝ったら(優勝に)グーンと近づく」と、近藤。そのなかで、「浦和L(三菱重工浦和レッズレディース)とベレーザは、(INAC神戸にとって)永遠のライバル。他のチームももちろん素晴らしいが、ネームバリューやいろんなことを考えたらこの3つのクラブの戦い(対決)は力が入る。WEリーグのこれからの歴史で、この(緊張で手がひりつく)感じはずっと繰り返されていくと思うから、これらの対決にはダービー的な名前がつくんじゃないかな」とコメントし、強豪3クラブに注目。
近藤は「(例えばスペインのビッククラブである)レアル・マドリードとFCバルセロナのように、(リーグ内での)最強の2チーム、3チームを倒しにいく他のチームがある、という構図もおもしろい。それに対して他のチームがめちゃくちゃ強くなってくるから」と、持論を展開。そのうえで、「INAC、浦和、ベレーザの3チームには、WEリーグをもっと引き上げていく使命があるというのを理解して戦ってもらえたら、もうひとつ上のサッカーになるんじゃないかな」と、WEリーグの発展にはビッグクラブの台頭が不可欠だと述べていた。
4月3日(日)に東京NBとの決戦に臨むINAC神戸(午後1時キックオフ、味の素フィールド西が丘)。5月14日(土)の第21節、浦和Lとのホームゲームは東京・国立競技場での開催が決まっている。この試合のチケットは4月8日(金)正午より一般販売がスタート。詳細はINAC神戸のホームページに掲載されている。