リュイス体制2試合目のJ1神戸、アウェイFC東京戦でトンネル脱出→勝利なるか 橋本拳人はいきなりの古巣対決に | ラジトピ ラジオ関西トピックス

リュイス体制2試合目のJ1神戸、アウェイFC東京戦でトンネル脱出→勝利なるか 橋本拳人はいきなりの古巣対決に

LINEで送る

この記事の写真を見る(4枚)

 サッカー・J1のヴィッセル神戸は6日夜、J1第7節となるFC東京とのアウェイ戦に挑む(東京・味の素スタジアム、午後7時キックオフ予定)。開幕から4分け4敗と苦しむヴィッセルだが、「決して前節の敗戦をネガティブにとらえすぎず、自分たちはしっかりと前を向いて、全員が一丸となって戦うところを皆さんに見ていただきたい」というのは、ディフェンスリーダーの1人、槙野智章選手。チームは敵地とはいえ、勝利のみを追い求める一戦となる。

「いま、目の前にある試合に勝ちにいけるよう、しっかりと、ワクワク感をもって準備している」というのは、FC東京戦が2試合目の采配となるリュイス・プラナグマ監督。新体制初陣となった前節の京都サンガF.C.戦では1-3と苦杯をなめたものの、右サイドハーフに抜擢された初瀬亮選手がゴールを決めれば、ボランチで起用された大﨑玲央選手が巧みな舵取りでチームにいい流れを呼び込むなど、選手たちが輝きを放つシーンも多々見られた。

リュイス・プラナグマ監督 (C)VISSEL KOBE

 武藤嘉紀選手やセルジ・サンペール選手、佐々木大樹選手、藤本憲明選手をけがで欠くだけでなく、前節はU-21日本代表のUAE遠征で負傷離脱を強いられた小田裕太郎選手や、扇原貴宏選手もベンチを外れるなど、台所事情が苦しいヴィッセル。それでも、3月27日に加入が発表された橋本拳人選手が、今月からチームに合流。日本代表経験のあるボランチの存在は心強い。

 リュイス監督は「ケント(橋本)はまだ適用(アジャスト)には時間を要すると思うが、純粋なボランチとしてプレーできるのが、いま、ホタル(山口蛍)しかいないなか、そういった状況も考えながらどうするかを決めていきたい」と出場に関しての明言は避けたものの、新15番の即実戦起用の可能性は高まっている。

 橋本選手自身も、3日に行われたオンラインでのメディア対応で「(気持ちの準備は)120パーセントできています!」と気合い十分。「アウェイの立場として味スタでプレーするというのは想像がつかないことですが、いまはヴィッセル神戸の一員。チームがなかなか勝てていないので、神戸のために力になりたいという一心ですし、ヴィッセル神戸の勝利に向かって頑張りたい」と、臨戦態勢を整えている。

橋本拳人選手 (C)VISSEL KOBE

 昨年までアルビレックス新潟を率いていたスペイン人のアルベル・プッチ・オルトネダ監督が、今シーズンから指揮をとるFC東京。5試合を終えて3勝2敗で勝点9、暫定6位につけるなど、序盤戦から上位につけている。「(新潟時代からアルベル監督が志向するサッカーは)攻守においてアグレッシブでいいサッカーをする。FC東京の戦い方もそれを目指しているというのは随所で見られる」と酒井高徳選手も言うように、青赤のチームは強敵。この一戦もヴィッセルにとっては難しい戦いが想定される。

 特に相手にはディエゴ・オリヴェイラ選手やアダイウトン選手、永井謙佑選手ら強烈なストライカーがいるだけに、8試合で12失点を喫しているヴィッセルとしては守備の修正が急務。短期間での準備で味スタに入ることになるが、「チーム全員でしっかりビデオ分析などもしたし、もう一度自分たちがボールを持っているときのポジショニングだったり、リスクマネジメントのところを徹底してやるのと、あとは意識づけ(のところ)。そこは次の試合は特にやっていかないといけない」と槙野選手が言えば、酒井選手も「苦しい、きつい、疲れた、いろいろあると思うが、そういうときでもチームのためにしっかり戻る、しっかり戦う、隣の選手を助ける、そういう細かいところ、ボールがなくてもできることを、チームとしてももっと突き詰めて、その感覚というのを取り戻すべき」と課題を挙げる。そのあたりの改善具合にも注目したい。

槙野智章選手 (C)VISSEL KOBE
酒井高徳選手 (C)VISSEL KOBE
LINEで送る

関連記事