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もっと地元が好きになる? 「地図パズル」の世界とは

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 47都道府県すべてを「地図パズル」にしてしまったというデザイナーが、ラジオ番組でそのパズルの魅力を語った。

 吉本興業のお笑いコンビ「からし蓮根」(伊織・杉本青空)が水曜パーソナリティーを務めるラジオ番組『Clip』(ラジオ関西、月~木 午後2時30分~)に電話出演したのは、デザインから制作まですべてをひとりで行う「地図パズル屋」、古社工芸の小栗信太郎さん。

 子どもの頃から旅が好きで、大人になってからはスーパーカブで全国各地を巡り、自然と地理に詳しくなったという小栗さん。あるとき「47都道府県の地図パズルが欲しい」と思ってインターネットで検索するも何もヒットせず。「ならば自分で作ればいい」と思い立ったのがきっかけで、今では日本で唯一、「地図専門の木製パズル屋」に。

 作っているのは47都道府県だけではなく、市町村をさらに細かく分けたものや、海外の都市の地図パズルも制作。これまでおよそ450の作品を作ってきたという。

 作り方はまずパソコンで設計図を作り、それを元に1枚の木の板を焼き切っている。ひとりで作るため徹夜での作業も多いが、年間でおよそ150作品が出来上がるそう。

 地図パズルにしてほしいという市区町村のリクエストについては、毎年9月1日にツイッターで募集しているが、すでに制作まで3年待ちのものもあり、反響は大きい。

 そのなかで、兵庫県について、パズルにすることで、山側のピースが大きく、海側と人口密集地のピースが小さくなり、県の特徴が一目で分かる仕様になっている。現在、兵庫県関連の地図パズルは20ほどあるそうだが、新たなリクエストが多いのは「姫路市」。ただし、姫路市は平成の大合併により大きくなり、城下町特有の昔の地名も多いこともあって、まだ取り掛かれていないと話す。

 また、番組では、からし蓮根の2人が熊本出身ということで、合併前の熊本県の地図パズルも紹介。伊織の出身地「城南町」が今では「熊本市南区」になっているなど、地元ネタで盛り上がった。このように小栗さんは合併前の地図パズルも作っていて、生まれ故郷の名前が合併でなくなった人たちが昔を懐かしんで購入するそうだ。なお、小栗さんの地図パズルはハンドメイドや手作り作品の通販サイト「minne」で購入できる。


◆「地図パズル屋 小栗信太郎(古社工芸)」
【公式HP】
【公式Twitter】

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Clip | ラジオ関西 | 2022/04/06/水 14:30-16:00

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