宝塚歌劇団星組の天華えまが、5月2日に放送されたラジオ番組『ビバ!タカラジェンヌ』(ラジオ関西、月曜午後8時〜)に出演。「ミュージカル・エトワール『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-』」、「レビュー・エスパーニャ『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』」について、稽古場での裏話や役づくりの方法を語った。
番組冒頭、番組パーソナリティーを務める小山乃里子からの「(舞台を)楽しんでやっていますね」という言葉に、「皆さんに楽しんでいただければ、それが何よりも本望です」と、笑顔いっぱいにうなずいてみせた天華。今作で演じているのは、トップスターの礼真琴が演じるルーチェ・ド・オルゴンの大学時代の同級生で、劇作家のセシル・ピーター・ウェルズ。これまでは義理堅く男らしい人物を演じる機会が多かったため、対照的ともいえる役柄を心から楽しんでいるそう。
礼真琴、瀬央ゆりあ、有沙瞳、水乃ゆりとともに、歌とダンスを繰り広げるシーンについて、「5人で繰り広げる話がずっしり詰まっている場面なので、皆で毎日試行錯誤しながら、お稽古場でも話し合っていた」と、稽古場での裏話を明かした天華。5人でのシーンは「なぜだか安心感がある」と話し、その言葉からは5人の絆と信頼関係がうかがえた。
役づくりをするうえで、作・演出を務める小柳奈穂子からは「ダメ出しはキャラクターからもらいなさい」と教えられたという。役柄の言動が正しいか否かは、自身の演じるキャラクターに問いかけて判断するという方法で、「下に土台があるから氷山の一角がある。土台がどれだけ作られているかが大事」という小柳の教えは、天華にとっても目から鱗が落ちる考え方だったそう。小柳からの細やかな演技指導について、「(小柳)先生のダメ出しから学ばせていただくことも多かったので、すごく楽しかったです」と語り、多くの学びを得たことが伝わってきた。
「レビュー・エスパーニャ『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』」は、スパニッシュダンスでつづるレビュー作品ということから、「いつもよりも筋肉を真ん中に締めて踊っているので、使っている筋肉がいつもとちょっと違っている」と明かした。さらに、トップ娘役の舞空瞳とのシーンにあるリフトは、天華のリクエストから追加されたという秘話も飛び出した。
星組宝塚大劇場公演は、5月30日(日)まで上演予定。
※2022年5月9日時点で、4月30日(土)〜5月10日(火)の公演中止が発表されている。
ラジオ関西『ビバ!タカラジェンヌ』
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