国内初の女子サッカー・プロリーグ「WEリーグ」は8日、第20節が行われ、首位のINAC神戸レオネッサはアウェイでノジマステラ神奈川相模原に3-0と勝利した。この結果、勝点を47に伸ばしたINAC神戸は、2位三菱重工浦和レッズレディースに勝点9差をつけ、2試合を残して1位が確定。WEリーグの初代王者の座を決めた。
11チームで争われている初年度のWEリーグは、昨年9月からシーズンがスタート。前半戦で8連続無失点勝利を成し遂げたINAC神戸は、2分けを挟んで6連勝と、後半戦も首位を独走。4日の第11節(延期分)サンフレッチェ広島レジーナ戦で初黒星を喫したが、18試合で15勝2分け1敗と圧倒的な成績を残した。
8日の試合では、前半早々の8分にエースFW田中美南選手がゴールを決め、幸先よく先制すると、1-0で迎えた後半にも70分(後半25分)に田中選手が貴重な追加点を記録。また、その2分後にはMF成宮唯選手も勝利を決定づけるゴールを奪い、リードを広げた。また、守備ではGK山下杏也加選手、DF三宅史織選手らを軸に今季13度目の完封勝利を達成した。
なお、INAC神戸がタイトルを獲得したのは、2016年度の第38回皇后杯以来、5季ぶり。また、国内リーグ戦の優勝は、4冠を達成した2013年シーズン以来となる。