【兵庫】「相生ペーロン祭り」3年ぶりに開催! 海上の競漕やパレードが復活 5月29日 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

【兵庫】「相生ペーロン祭り」3年ぶりに開催! 海上の競漕やパレードが復活 5月29日

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 兵庫県相生市の初夏の風物詩「相生ペーロン祭り」が、5月29日(日)、3年ぶりに開催されます。市の南に位置する相生湾で毎年5月におこなわれていますが、2020年からは新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催中止となっていました。

規模は縮小するものの、3年ぶりとなる開催に(提供=相生ペーロン祭協賛会)

 「ペーロン」とは競漕(きょうそう)のことで、中国から伝わった、幅が狭く細長い船「白龍(パイロン)」がなまった言葉と言われています。相生では、沖縄県や長崎県と並んで古くからこのペーロン船が使用されていたこともあって、1963(昭和38)年に「相生ペーロン祭り」が開催されるようになりました。

 ペーロン祭りの醍醐味は、なんといっても海上で繰り広げられる船のレース「海上の部ペーロン競漕」でしょう。太鼓やドラが鳴り響く中、ペーロン船に乗り込んだ出場者たちが力強く船をこいでいく姿は迫力たっぷり。

力強く船をこぐ姿も見どころのひとつ(提供=相生ペーロン祭協賛会)

 残念ながら今年は、恒例の「前夜祭花火大会」と露店の出店は中止となってしまいましたが、競漕と「陸上の部パレード」はおこなわれるとのこと。

 競漕は、以前は男子の部が一部・二部に分かれていたものの、今年は全組混合での対抗戦に変更されます。また、地元の吹奏楽部や商店連合会が踊りや演奏を披露するパレードも規模を縮小して展開します。

パレードでは参加者が踊りや演奏を披露(提供=相生ペーロン祭協賛会)
陸上パレードの様子(提供=相生ペーロン祭協賛会)

 今年は、ペーロン船が長崎から相生に伝来して100周年ということもあり、相生市にとっても記念すべきお祭りになるとか。相生市地域振興課の担当者は「3年ぶりの開催となりました。規模は縮小していますが、陸上パレードやペーロン競漕、久しぶりとなるお祭りの雰囲気をぜひ味わってください」とコメントしました。

 「2022相生ペーロン祭」は、5月29日(日)、ポート公園(相生市桜ケ丘町)にて開催予定。雨天決行ですが、警報が発令された場合や相生湾の状況によっては中止の場合もあります。なお、緊急事態措置やまん延防止等重点措置などが発令された場合は予定が変更となる可能性もあります。

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