サッカー・J1のヴィッセル神戸でプレーする元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキが、10日、練習後に報道陣の取材に応じ、「自分のコンディションとしてはまだ100パーセントではないが、徐々に機敏によくはなっていると感じている。少しずつ試合に絡んでリズムを取り戻したい」と、約4か月ぶりの戦線復帰へ、回復ぶりをアピールしていた。
5月26日の明治安田生命J1リーグ戦第13節、湘南ベルマーレ戦に途中出場して以来、体調を崩して戦列を離脱。ドイツに一時帰国し、真珠腫性中耳炎との診断で6月12日には手術を実施していた。その後、ドイツでの治療を経て、8月中旬に再来日し、チームのトレーニングに合流している。
ポドルスキは「ただ、暑いこともあり、試合のリズムをつかむのは、まだ少し時間がかかる」としながらも、「試合への飢えは、100パーセント以上ある。ずっと僕のことを応援してくれているファン・サポーターのことは（治療を行っていた）ドイツからでもずっと見ていたし、ネット（やSNSなど）でも（ファンの声を）読んでいた。彼らのためにも頑張りたいという気持ちがすごく強い。ただ、練習だけでは試合のリズムはつかめないもの。少しずつ試合に絡んでリズムを取り戻したい」と意気込みを述べていた。
神戸はJ1で現在12位（勝点29）。14日には、17位の松本山雅FC（勝点24）とのJ1残留争い直接対決（19:00キックオフ／ノエビアスタジアム神戸）、18日には第99回天皇杯全日本サッカー選手権大会ラウンド16（4回戦）の川崎フロンターレ戦（19:00キックオフ／神戸総合運動公園ユニバー記念競技場）と、大事な試合を控えている。アンドレス・イニエスタがJ1第24節サガン鳥栖戦で負傷し、現在別メニュー調整を強いられているなか、クリムゾンレッドの10番の雄姿には大きな期待がかかる。
