J1神戸、練習を公開 日本対ブラジル戦で刺激を受けた武藤嘉紀 代表復帰への強い思い語る「結果を出し続けるしかない」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

J1神戸、練習を公開 日本対ブラジル戦で刺激を受けた武藤嘉紀 代表復帰への強い思い語る「結果を出し続けるしかない」

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 サッカー・J1のヴィッセル神戸が7日、メディアやファン・サポーターに練習を公開した。

 日本代表戦などの国際試合が組まれていることもあり、約3週間の中断期間に入っているJ1リーグ戦。ヴィッセルは、1日の天皇杯(天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会)2回戦を終えてから5日間のオフをとり、7日から練習を再開。同日は午後3時から約1時間半、報道陣と抽選などで選ばれたファンクラブ「VISSEL SHIP」会員の約100人が見守るなか、トレーニングを行った。

 キャプテンのMFアンドレス・イニエスタ選手は別調整としてピッチに姿を見せなかったが、天皇杯2回戦でチームを勝利に導く2得点を決めたFW大迫勇也選手や、FW武藤嘉紀選手、MF汰木康也選手、MF橋本拳人選手、DF酒井高徳選手といった主軸をはじめ、選手たちはオフ明けながら元気な様子を披露した。また、けがやコンディション不良で戦列を離れていた選手も続々と復帰。5月8日のJ1第12節ガンバ大阪戦に出場後、戦線を離脱していたMF扇原貴宏選手もチームメイトとともに全体練習で軽快な動きを見せていた。そして、負傷で別メニュー調整中のDF槙野智章選手やFW藤本憲明選手の姿もあった。

トレーニングを行うヴィッセル神戸の選手たち(写真:ラジオ関西)

 一部の選手たちは、前日の6日に東京・国立競技場で行われた日本代表対ブラジル代表(国立競技場)戦を生観戦して刺激を受けたよう。武藤選手もそのうちの1人だ。

 試合について、「日本代表が素晴らしい試合運びをしていたと思います。攻撃も守備もブラジル相手にあれだけできていたというのは、素直にすごいと感じましたし、ポジティブな印象を受けました。同時に、ブラジルの選手の一つひとつの技術の高さ、能力の高さも改めて感じました」と感想を述べた背番号11。

 実際に観戦して自分のプレーにいかせるシーンも多くあったかという質問に、「いかしていくというよりも、自分自身もっと成長していかなければならないと思います」「努力を怠らないようにしないと、この(ブラジル代表との)差は開く一方。ただやみくもに練習しているだけではダメだなと感じました」と、日本代表の善戦や世界最高レベルの“セレソン”のサッカーを見て、さらに気合いも入ったよう。

武藤嘉紀選手(写真:ラジオ関西)

 また、日本では久々に6万3,000人を超える大観衆が来場する一戦となったが、その様子を目の当たりにして、「あの舞台に立って試合ができるのは本当に幸せなこと。自分の経験としても、日の丸を背負って戦うより刺激的なことは他にないと言っても過言ではないくらいなので、日本代表への思いも強くなりました。観ているだけではやっぱり物足りない。もっともっと成長してあの場所に戻りたいと強く感じました」と、日本代表復帰、そして、カタールW杯メンバー入りへ熱い思いを述べた武藤選手。

 そのためにも、「まずは結果を出し続けるしかない、それしかない、と。チームの結果もそうですし、自分自身もゴール、アシストという結果を量産していかなければいけないと思います。1試合に1点を取って満足するのではなく、そこから(さらに)2点、3点と取れるように、より貪欲になっていかなければと思います」と、クリムゾンレッドの最前線を担うストライカーは、ヴィッセルでのさらなる活躍、ゴール量産へ強い意気込みを示していた。

 前半戦ではJ1とACL(AFCチャンピオンズリーグ)によるタイトな連戦を経験したなか、J1で最下位と苦しい状況にあるヴィッセル。それでも、中断前の公式戦で連勝するなどポジティブな要素も多く見られ始めている。ここからの約2週間の調整期間で、後半戦での逆襲の礎を築いていきたい。

集まったファン・サポーターに挨拶を行うヴィッセル神戸の選手、スタッフ(写真:ラジオ関西)


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GOGO!ヴィッセル神戸 | ラジオ関西 | 2022/06/06/月 18:00-18:30

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