時計は広い地域の人々が同じ時を共有するために欠かすことができないツール。 時計のデザインには、その地域の伝統や文化、歴史が反映され、街によってバリエーションが豊富だ。
明石市立天文科学館では時や時計の歴史が専門の国立科学博物館・佐々木勝浩名誉研究員が撮影した時計のある風景写真が約30点展示されている。
写真展「時計のある風景」
◆開催期間 2022年5月28日(土)~7月10日(日)
◆場所 明石市立天文科学館 3階 特別展示室
明石市立天文科学館・石井優子学芸員は「人々が時を共有するのに時計がかかせない。世界の街角にはさまざまな時計があり、天文科学館も人々に時を知らせる時計塔のひとつ。この特別展では、アメリカやヨーロッパの「時計のある風景」をご紹介しており、世界の時計をお楽しみいただき、また、みなさんの身近な時計のある風景や「時」に思いをはせていただければ」と話す。
※佐々木勝浩氏・プロフィール
国立科学博物館名誉館員、名誉研究員。科学技術史(時刻測定の発達、和時計の技術的特徴、日本の時刻制度)、博物館学および科学コミュニケーションが専門。和時計に関する論文多数。グラスハープ演奏やブーメランなど多才な(多彩な)研究でも知られている。