女優の武田梨奈がパーソナリティーを務めるラジオ番組『武田梨奈のこだわりな時間』（ラジオ関西）6月18日放送回に、前週に続いて、シンガーのXinU（シンユウ）がゲスト出演。同世代の2人が「こだわり」をテーマにトークを展開するなか、今回は武田がXinUのプライベートにもせまった。
透明感ある落ち着いた歌声が印象的な、いま注目のシンガー・XinU。その楽曲の歌詞が特長的でもある。
【武田梨奈（以下、武田）】 この番組のテーマがこだわりなんですが、歌詞で⽇本語だけを使うというのは、XinUさんのこだわりの1つなんでしょうか？
【XinU】 そうですね。やっぱり私は日本人だし、英語の曲もたくさん歌ってきたんですが、そういう曲の良さもたくさん知った上で、日本語で歌うことの良さというのもまたすごく実感したので。自分で書くとなったら、日本語だなって思って、100パーセント、今のところは日本語で書いてます。
【武田】 歌詞は、⾃分の経験上から浮き出てくるものなのか、周りの⼈たちから与えられたものなのかでいうと、どちらが多いですか？
【XinU】 圧倒的に自分の気持ちですね。たまには「こういう設定で書いてみよう」と持ってきたりするんですが、結局出てくるのは、自分の経験から表わした言葉だったりするので。完全に誰かのことを想像して、誰かになりきっていうのはまだやったことないんですが、結局自分の思いが出てしまっています。
そんなXinUの歌詞を生み出しているのは、プライベートの行動も影響しているようだ。時間があれば散歩をしているそうで、「できるときは3時間くらい（散歩で）帰ってこない日もあります。自然豊かな場所まで行って、癒しの時間を過ごしています。歌詞を書く時も散歩に行くんですけど、自分を整理する時間みたいになってますね」。散歩中もイヤホンをつけて音楽を聴くようなことはあまりせず、自然の音を楽しむようにして、オンとオフのメリハリもつけているというXinU。自然を感じるなかで、日本の四季のよさも改めて実感していると話す。
【XinU】 気づいたら引きこもってしてしまうので、食べ物だったり気温だったりで季節を自分から積極的に感じていこうという気持ちで過ごしています。
【武田】 XinUさんの雰囲気がわかる気がします！ 全部ナチュラルなんですよ。取り繕ってない感じがにじみ出ている気がします。
【XinU】 あまり取り繕えないのかもしれません……。
【武田】 そこが魅⼒だと思います。 ナチュラルに美しい⼈だと感じました！
【XinU】 ありがとうございます！
またXinUは、仏像の鑑賞も、癒しの1つだそう。「一番好きなのは京都の弥勒菩薩。中学生の時の修学旅行で、京都の広隆寺というところにみんなで行った時に、その弥勒菩薩さんがシーンとした冷たい（空気の）お部屋にスッと立っているの見て、なんか目が離せなくなってしまって……。そこから動けなくなっちゃう感覚を味わったんです」。その後、大人になった今も、そのときの感覚を思い出して仏像を何度も見に行ったりしているというXinU。最近では、東京国立博物館で開催された特別展「空也上人と六波羅蜜寺」にも足を運び、重要文化財の空也上人立像を目の当たりにして感銘を受けていた。
その話を受けて、「私も修学旅⾏のときは、友だちと遊びたいと思って、ゆっくり仏像などを⾒ることができませんでしたが、今は、そういう場所（⾃然や寺社仏閣など）に⾏くことが楽しくてしょうがない年頃ですよね」と共感した武田。「最近、たまには携帯を置いて外に出てみようかなと思っています。⾃然だけに触れて過ごす時間もいいですよね」と、話題のデジタルデトックスにも関心を寄せていた。
番組のなかではその後も料理や筋トレトーク、お酒の話などで盛り上がった武田とXinU。エンディングで武田は「これからも曲を聴かせてもらいます。XinUさん、ありがとうございました！」と感謝の思いを述べていた。
4月6日に1st EP「#01」をリリースしたXinU。7月17日には群馬県桐生市の有鄰館で、旅と音楽をテーマとしたスペシャルライブ第1弾の開催を予定している。詳細はXinUの公式ホームページに掲載されている。
『武田梨奈のこだわりな時間』
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