同僚や友人と、思いを寄せる相手が被ってしまったとき、意中の相手に恋人がいたとき、あなたならどうしますか? 恋愛における「ライバル」との付き合い方について、これまで3500件以上の恋愛相談にアドバイスを送った、人気恋愛心理カウンセラー・ハヤトさんに聞きました。
――恋のライバルが出現したとき、心がけるべきことはありますか?
まず大切なのは、焦ったり思い詰めたりせずに、冷静になって「自分には本当にその相手しかいないのかどうか」を考えることです。厳しい意見ですが、ライバルが出現したときの行動として精神衛生的に一番いいのは、他にも魅力的な相手が沢山いることを理解して、潔く身を引くことだと思います。
恋愛において、「自分にはこの人しかいない」ということはほとんどなく、大抵がタイミングと思い込みです。成就させることが難しい恋愛に向き合うためには、途方もないエネルギーを消費します。簡単なことではありませんが、可能であれば自分の考えを変えることをお勧めします。
――それでも、どうしても意中の相手を諦められない時は、どうすれば良いですか?
ライバルのことはあまり気にせず、自分らしく自然に振る舞うしかないと思います。また、好きな相手にライバルの悪口やマイナスになりそうなポイントを伝えるのは絶対にNGです。大人なら、どれだけさりげなくてもそういった策略的な行動には気付くもの。このような行動は、ライバルや意中の相手だけでなく、あなたの周りの人にまで、人間性を疑われたり、冷めた目線で見られる可能性が大きくなります。
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ハヤトさんによると、「恋愛はどこまでいっても自分と相手だけの問題」だといいます。
自分とライバルを比べて一喜一憂するよりも、自分自身を磨き、意中の相手と自分の関係がどうかということに意識を集中して、あなた自身の魅力を伝えていくのが良さそうです。
(取材・文=村川千晶)