みなと銀行・元行員ら巨額不正融資、実態ない会社名義で1億円超 共犯者が起訴内容認める 神戸地裁 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

みなと銀行・元行員ら巨額不正融資、実態ない会社名義で1億円超 共犯者が起訴内容認める 神戸地裁

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 みなと銀行(本部・神戸市中央区)の元行員ら3人が、 実態のない会社名義で虚偽の決算書を提出し、1億円以上の融資金をだまし取ったとされる事件で、詐欺罪に問われた共犯者2人の初公判が5日、神戸地裁で開かれ、いずれも起訴された内容を認めた。

神戸地裁

 起訴状によると、会社員の男B(44・ 大阪市都島区)、無職の男C(31・兵庫県尼崎市)は、2021年2月~3月、みなと銀行元行員の男A(31・詐欺罪で起訴勾留中)とともに、伊丹支店の担当者に対し、Bを取締役として偽った、実態のない清掃サービス会社の決算報告書を提出するなどして約7900万円を詐取。同年8~9月にも、この会社に多額の資産があり、返済能力があるように見せかけた虚偽の書類を渡すなどし、約3900万円を詐取したとされる。

 検察側は冒頭陳述で、Cが知人のBを誘って取締役に就かせたとし、清掃サービス会社は事業活動の実態がない会社(ペーパーカンパニー)の社名を変更したなどと指摘した。みなと銀行の内部監査で2021年10月に発覚し、2022年2月に刑事告訴していた。元行員Aは自主退職している。
Aは2020年にも 、みなと銀行尼崎支店でも共犯の男らに融資を申し込ませ、偽造した決算報告書を提出し、約3500万円を詐取したとして再逮捕されている。

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