「あとは勝つだけ!」 待望の室内練習場完成 総工費1億4千万円かけ意欲 東洋大姫路高校野球部 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「あとは勝つだけ!」 待望の室内練習場完成 総工費1億4千万円かけ意欲 東洋大姫路高校野球部

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 高校野球の強豪、東洋大学附属姫路高等学校(東洋大姫路高校、兵庫県姫路市書写)が同市打越に構える野球場で、総工費1億4千万円をかけた室内練習場がこのほど完成し、関係者にお披露目された。

 鉄骨にシートを張ったテント倉庫仕様(約1千平方㍍)で、6レーンある投球・打撃練習場には3種類(160キロのストレート、変化球、チェンジアップ)のピッチングマシン5台、トレーニングルームにはダンベルやバーベルといった各種筋トレ機器に加え、五輪選手の強化施設でも導入されている高性能エルゴメーター付エアロバイクまで備えている。

室内練習場でピッチングマシンによる打撃練習
新しいトレーニングルームで筋トレする部員たち

 また、80人分の更衣室棟も新築したが、今春に予想を超える約50人の新1年生の入部があり、収容しきれなくなったため、急遽、クラブハウス1階の倉庫を24人分の更衣室に改修中。

 2020年に就いた大森茂樹校長が「再び、甲子園優勝の駅前パレードで市民を勇気づけたい」と運営法人の東洋大学(東京都)に上申して実現。本来なら前任監督の藤田明彦氏が退任する3月末までに完成させる予定が、市街化調整区域での整備に書類手続きが長引き、工期がずれ込んだ。

4月に着任した岡田龍生新監督は会見で、「全国でもトップクラスの施設ができたので、多くの熱い東洋ファンから『あとは勝つだけやな』と声をかけられる。生徒と力を合わせてもう一度姫路に優勝旗を持ち帰りたい」と改めて決意表明。

最後の夏に熱闘を誓う岡部虎尉主将(右)

 今は家族のいる東京で「毎日のんびり過ごせている」という藤田氏も久しぶりに顔を見せ、「雨の日もボールを使って練習できるのは大きい。これで課題の打撃力もアップするはず」と喜んでいた。(播磨時報社)

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