明石市立文化博物館で、夏季特別展「あんびるやすこ作品展」が開催されている。島村桂子学芸員によるリモート・ミュージアムトークを紹介する。
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「手を伸ばせば本に届くまち」を目指し、本に関するさまざまな取り組みを進めている兵庫県明石市。同市の明石市立文化博物館では、7月16日(土)から夏季特別展「あんびるやすこ作品展」を開催しています。
あわせて、近隣の図書館でも連携企画コーナーが開かれます。
あかし市民図書館では、7月22日(金)から、あんびるやすこさんの著作『なんでも魔女商会』『ルルとララ』『魔法の庭ものがたり』『ムーンヒルズ魔法宝石店』シリーズや絵本作品を紹介するコーナーを設置します。さらに、あんびるさんが子どもの頃から好きだというモンゴメリ、ケネス・グレアム、E・L・カニグズバーグといった作家の本も一緒に並びます。
また、7月30日(土)と8月20日(土)には、あかし市民図書館のスタッフがあんびるさんの絵本作品などを読み聞かせする連携イベントを明石市立文化博物館で開催します。往復はがきで事前の申し込みが必要です。詳しくは同博物館(電話078-918-5400)までお問い合わせください。
兵庫県立図書館では、あんびるさんの作品テーマ「魔法」「ドレス」「お菓子作り」「ハーブ」「宝石」といったかわいらしくてワクワクする世界を深掘りする選書コーナーを設置しています。魔法に関する書籍やハーブに関する書籍など、もっとこの世界について調べたい!と思った時にすぐ手に取れるようにテーマごとに本が集められています。
明石市立文化博物館で「あんびるやすこ作品展」をご覧になる際は、あかし市民図書館や兵庫県立図書館でさらに本の世界を楽しんでみるのはいかがでしょうか?(明石市立文化博物館 学芸員 島村桂子)