合成麻薬MDMAを密輸したとして、兵庫県警は13日までに、麻薬取締法違反(営利目的輸入)などの容疑で、フィリピン国籍のパート従業員の女(49・兵庫県西宮市)と、ナイジェリア国籍の会社員の男(28・大阪市住吉区)を逮捕、送検した。
2人は2022年4月23日、営利目的でベルギーから合成麻薬MDMA4871錠(末端価格約2430万円相当)を国際郵便で輸入した疑い。 大阪税関のX線検査で、国際郵便の段ボール箱に下着と一緒に入っていた大量のMDMAを見つけ、神戸税関を通じて兵庫県警へ情報提供していた。
兵庫県警によると、両容疑者は知人で、男が密輸を依頼し、女はその荷物を受け取ったとみられ、いずれも容疑を否認していた。神戸地検は13日、男を麻薬取締法違反罪で起訴したが。女については、いったん処分保留とした。