あっさりした味わい 夏場に味わう早生の黒枝豆 注目の食べ方は“焼き” | ラジトピ ラジオ関西トピックス

あっさりした味わい 夏場に味わう早生の黒枝豆 注目の食べ方は“焼き”

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 暑い夏の定番といえば、“枝豆にビール”。この季節に出回っているのは一般的に「青豆」と呼ばれるもので、さやと豆があざやかな緑色をしている。一方、秋に旬を迎えるのは豆が黒い「黒枝豆」だが、実はこの夏の時季に収穫される早生の黒枝豆というのも密かな人気を呼んでいる。

黒枝豆

 黒枝豆の黒い色の正体は「アントシアニン」。アントシアニンはポリフェノールの一種で、目の健康や抗酸化作用(アンチエイジングに適しているといわれるもの)の効果が期待されるという。また、黒枝豆はタンパク質、カルシウム、カリウムなどを含み、「畑のお肉」とも呼ばれるほど高い栄養価を誇っているそう。

 調理方法は「ゆでる」のが一般的な黒枝豆だが、いま注目の食べ方は「焼き」だという。

焼き枝豆

「焼き」黒枝豆の食べ方について、神戸市須磨区にある産直市場「ナナ・ファーム須磨」の野菜ソムリエ・神垣八千代さんに聞いた。

 水洗いした黒枝豆に小さじ1杯の塩をまぶしておよそ10分置く。フライパンにアルミ箔(はく)を敷いて枝豆を広げ、さらにアルミ箔でフタをし、中火で10分蒸し焼きにすれば完成。ほっこりした食感と香ばしさに加えて黒枝豆の甘みが凝縮される。早生なので、あっさりした味わいで夏にはぴったりだ。

 ナナ・ファーム須磨では黒枝豆の本場、丹波からも入荷しているが、今の注目は明石の農家・木下さんの黒枝豆。その特徴は枝葉がついたまま出荷していること。黒枝豆は収穫後、時間が経つと甘みや香りが落ちてしまうが、枝葉が付いたまま出荷することで、甘みと香りの落ち方を最小限に抑えているという。

「今年は実が大きく、パンパンに詰まっている」ということで、同市場を訪れる買い物客の反応も上々とのこと。「焼き枝豆のほか、定番のゆで、枝豆ごはん、かき揚げなど、様々なレシピに活用してほしい」。同市場での黒枝豆の販売価格は1袋216円(税込み)。

黒枝豆売り場の様子


■ナナ・ファーム須磨
兵庫県神戸市須磨区外浜町4-1-1
電話 078-733-7722
※店舗ごとに営業時間や定休日が異なるため、詳しくはナナ・ファーム須磨の公式サイトを参照

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