余命宣告を受けた親友とともに、元カノの居場所を訪れて恋愛の記憶をたどるロードムービー。タイの若手人気俳優が競演する、映画『プアン／友だちと呼ばせて』が8月5日（金）から公開されます。
タイ出身のボスは、ニューヨークでバーを経営しています。
ボスの友人でタイ・バンコクで暮らしているウードから、久しぶりに電話がありました。
「医者から白血病と診断された。死ぬ前に頼みを聞いて欲しい」
「わかった」
「とりあえずタイに来てくれ」
ボスはバンコクへ駆けつけます。ウードは、元カノ・アリスに会って返したいものがあり、ボスに運転手をして欲しいと言います。ウードの父親の形見だったBMWをボスが運転し、アリスが住む街へ2人は向かいます。
ウードはニューヨークでボスと一緒に暮らしていた当時、ダンスを勉強中だったアリスと恋におち、アリスとともにタイへ帰ってしまったのでした。
今アリスはダンス教室を開いていました。ウードには「会いたくない」と言いますがボスが説得し、ウードとアリスは再会します。
ボスは役目を終えてホッとしますが、ここでウードが告げます。
「今度はヌーナーに会う。元カノが一人とは言ってない」
ボスはウードが拒絶している化学療法を受けるのを条件に、元カノたちを訪ねる旅の運転手を続けることにします……。
『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』のバズ・プーンピリヤ監督の最新作です。『恋する惑星』で知られるウォン・カーウァイ監督が自らプーンピリヤ監督に「一緒に映画を作ろう」とオファーし、製作総指揮を務めました。
ボスを演じるのは、トー・タナポップ。タイで俳優・モデル・歌手として活動する人気者です。
ウード役は俳優のアイス・ナッタラット。モデル時代、韓国で積極的に活動し、タイ人として韓国のランウェイを最初に歩いたそうです。
