ヴィッセル神戸、逆転での勝ち上がりなるか ルヴァン杯準々決勝第2戦 複数得点と勝利が必須 イニエスタと大迫はベンチ外 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

ヴィッセル神戸、逆転での勝ち上がりなるか ルヴァン杯準々決勝第2戦 複数得点と勝利が必須 イニエスタと大迫はベンチ外

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 サッカー・J1のヴィッセル神戸は10日、JリーグYBCルヴァンカップ準々決勝で、アビスパ福岡との第2戦に臨む。会場は福岡のホーム、ベスト電器スタジアム。キックオフ予定は午後7時3分。この一戦のメンバーが発表され、ヴィッセルはDF槙野智章選手らが先発入りするなど、直近のJ1リーグ戦から先発を9人入れ替え。主軸のMFアンドレス・イニエスタ選手、FW大迫勇也選手はメンバーから外れた。

 3日の第1戦ではホームで1-2と惜敗したヴィッセル。組織的な堅守とFWジョン・マリ選手やFWファンマ・デルガド選手の身体能力をいかした攻撃の前に苦戦し、福岡にアウェイゴールと複数得点を許すという悔しい結果に終わった。

 それでも、終了間際に今夏の新戦力MF飯野七聖選手の右クロスから、FW大迫勇也選手のヘディングシュートで1点を返し、一矢を報いたヴィッセル。大迫選手の1点を無駄にしないためにも、クラブとして2015年以来となる準決勝に駒を進めるためにも、第2戦で2点以上を奪って逆転での勝ち上がりを決めたいところだ。なお、2-1で勝った場合は合計スコア、アウェイゴールが同じになるため、延長戦で決着をつけることになる。

 得点というところではイニエスタ選手、大迫選手が不在のなか、注目は新戦力の1人、FWステファン・ムゴシャ選手。韓国Kリーグ得点ランキングトップの実績を引っ提げて来日したモンテネグロ代表のストライカーは、ここまでの試合ではなかなか持ち味の高さや、ペナルティーエリア内での得点力を発揮できる場面に恵まれなかったが、少ないシュートチャンスで光るものは見せているだけに、ヴィッセルでの初ゴールが待望される。彼へのクロスの配球なども見どころの1つだ。新戦力では、DFマテウス・トゥーレル選手、MF小林祐希選手も先発。また、飯野選手もベンチから出番をうかがう。

 この一戦でヴィッセルのゲームキャプテンを務めるのは、槙野選手。「前節(第1戦)の福岡戦の敗戦、そしてJ1リーグ戦でのセレッソ(大阪)戦での敗戦を受けて、もう一度チームが上向きに、いい調子になるようにすべく、(第2戦は)非常に貴重な試合だと感じています」という熱きベテランDFは、「個人的にもすごくチャンスであり、この勝利をきっかけにチームが上昇するという試合にできたらいい。総力戦ですね。ピッチに立つ選手、試合に行かない選手を含めて、全員で、いい形で、ルヴァンカップ(ベスト8の)突破と、週末の札幌戦に向けて、向かっていきたい」と気合いを込める。闘志あふれるチームリーダーのもと、MF郷家友太選手、MF中坂勇哉選手、DF尾崎優成選手ら、この一戦で新たに出番を得た若手の奮闘にも期待がかかる。

試合前日の取材対応で熱く思いを語ったヴィッセル神戸DF槙野智章選手 (C)VISSEL KOBE

 ヴィッセルはこのルヴァンカップで福岡での試合を行ったあと、3日後の13日にはクラブにとって最重要となるJ1リーグ戦の試合、北海道コンサドーレ札幌とのデーゲームを札幌で行う。さらに18日には、アジアナンバー1を目指すAFCチャンピオンズリーグの試合、ラウンド16の横浜F・マリノス戦(埼玉スタジアム2〇〇2)も控えている。

 この酷暑の夏に大事な試合が立て続けにやってくるなかでのルヴァンカップになるが、「まだチャンスはあるので、チーム一丸となってなんとか突破できるように頑張りたい」というのは吉田孝行監督。槙野選手も「俺はタイトルを取りたいし、(この一戦が)捨て試合だとは思っていないです。取れるタイトルがあるんだったら取りたいし、目の前の試合を全部勝ちたい。どの試合もみんなでまとまってやりたいなという思いがあります」と、一戦必勝の思いを強くする。そのメンタリティーをチーム全体で共有できているかが、このカップ戦だけでなく、リーグ戦、ACLなどでの躍進のカギとなるはずだ。

 なお、ヴィッセルのルヴァンカップ準々決勝第2戦のメンバーは次の通り。

【ヴィッセル神戸 JリーグYBCルヴァンカップ準々決勝第2戦】
スターティングメンバー
GK 1 前川黛也
DF 34 尾崎優成
DF 15 マテウス・トゥーレル
DF 14 槙野智章
DF 19 初瀬亮
MF 49 小林祐希
MF 25 大﨑玲央
MF 7 郷家友太
MF 31 中坂勇哉
MF 20 井上潮音
FW 30 ステファン・ムゴシャ

控えメンバー
GK 28 坪井湧也
DF 24 酒井高徳
DF 26 櫻内渚
MF 16 汰木康也
MF 2 飯野七聖
MF 22 佐々木大樹
MF 5 山口蛍

ヴィッセル神戸の吉田孝行監督「(――ホームで1-2と敗れたことで、2得点が必要になる状況。得点が求められるが?)2点以上取らなきゃいけないので、当然プレスに行くのも大事で、プレスに行きっぱなしにならないで、しっかりプレスバックすることも大事になる。攻撃に関しても迫力を出していかないといけないなと思っている。もうシンプルに2点取るしかないので」 (C)VISSEL KOBE
ヴィッセル神戸MF井上潮音選手「(――第1戦で先発し、久々の公式戦の出場だったが、そこでやれたこと、やれなかったことをご自身ではどう分析しているか?)ボールを持つということに関してはできていたと思いますが、ボールを持つ位置だったり、ゴール前に入っていく回数だったりというのは、僕自身もそうですし、チーム全体としても足りなかったと思います。第2戦で、2点必要という意味でも、そこの迫力は出していかなきゃいけない」 (C)VISSEL KOBE

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GOGO!ヴィッセル神戸 | ラジオ関西 | 2022/08/08/月 18:00-18:30

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