巣ごもり需要で、おうちでの癒しとしてペットや植物を育てる人が増加しているといいます。そんな中、クラウドファンディングで人気が出ているのが、ペットのように「植物の感情」が見えると打ち出した水耕栽培用プランター『Pet Pot』です。クラウドファンディングサイト「AMEKURA(アメクラ)」での出資者は142人で、集まった額は70万円以上、達成率は177%を超えています(8月12日時点)。本発売前から大きな期待がうかがえます。
そこで、これまでに738個ものアイデア商品を開発し、Pet Potの開発も手がける株式会社アメイズプラス(愛知県名古屋市)にインタビューしました。
■「お水ほしいよ~!」表情で植物の気持ちがわかるプランター
植物を枯らしてしまう一番の原因は、やはり、水のやり忘れ。とくに、見た目の変化が少ない水耕栽培では、ついつい水やりを忘れてしまうことも……。
そんな人にうってつけなのが、水やりのタイミングを表情で教えてくれるプランター『Pet Pot』。 側面に二つの目が付いていて、水が十分だとぱっちりと目を開き元気な顔ですが、少なくなるとまぶたが下がってきて、少しくたびれた表情に。「お水がほしい!」という“植物の気持ち”が一目でわかります。
■水耕栽培の植物なら何でもOK! オススメはスーパーで買えるあの野菜
『Pet Pot』のスゴさは、水耕栽培できる植物であれば、ガーベラやシクラメン、菊のようなお花から野菜まで全て対応するところ。どんな植物でも表情をしっかりと表現できるよう試行錯誤したそう。
初めての人におすすめな植物は「豆苗」。スーパーで買ってきたものを一度刈り取って、そのまま容器に入れるだけで簡単に育てられるそう。様々な植物を育ててみて 、一番簡単だったので最初にぜひ試してほしい!とのこと。
■考案は大学生!きっかけは「コロナ禍の単調な生活」
『PetPot』誕生のきっかけは、名古屋市立大学の授業の一環として産学連携で行った「商品企画プロジェクト」。とある大学生が「一人で家にいる時間が増える中で生活が単調に感じるようになり、なにか部屋に変化が欲しい」と感じた経験が企画の始まり。動かない植物でも、ペットのように愛着を感じて世話したくなるようにできないかと考えたそう。
じつはこのPet Potを考案した学生は、今年、新入社員としてアメイズプラスに入社。今では期待の新人として商品開発を頑張っているそうです。
感情が見える水耕栽培キット『Pet Pot』は、「amepla」で9月上旬頃発売予定(※状況により、発売時期が変動する可能性もあります)。表情がわかるプランターで、植物をペットのようにかわいがってみてはいかがでしょうか。