シンガーソングライターの近藤夏子と春名優輝アナウンサー(ラジオ関西)が月曜パーソナリティを務めるラジオ番組『Clip』(月-木、午後2時30分~)で、数字のこだわりについて話した。
数字にはかなりこだわりがあるという春名アナ。テレビやスマホの音量は絶対「偶数」にするそうで、「たとえば31がベストの音量だとしても、少し小さくてもいいから30にします」と、自身のこだわりを語った。
さらに、お金にまつわる数字にもこだわりがあり、財布に入っているお金はいつも「19999円」にそろえているという。「それぞれのお札や小銭がひと通りあるため、どのような金額にも対応できるから」と、毎朝入れ替えていることを明かした。
一方の近藤は、まったくこだわりがないという。たとえば、ロッカーを選ぶときも番号は気にしたことがなく、開けやすい高さや、いちばん近い場所などを選ぶのだそう。「いちいち数字にこだわっていたら、その数字を選べなかったときにストレスになりそう……」と、春名アナとは対照的な持論を明かした。
また、リスナーからも多くのメールが寄せられた。「車のナンバーはゾロ目、ロッカーの番号もゾロ目、あみだくじは左から3番目、自動車道のETCは右から2番目、公衆トイレは奥から2番目などこだわりが結構あります。別に執着しているわけではないのですが、選べるなら選びたいし、迷わずに決められるのでいいと思っています」と、こだわりがあることで逆に迷うことがないという考え方もあるようだ。
ほかにも「私の数字のこだわりはコップに入れる氷の数です。もともとは、4を避けたいという程度でしたが、気づけば偶数を避けるようになり、奇数でそろえてしまっています」と、春名アナとは対極の“奇数へのこだわり”がつづられていた。
日本では「4」は「死」と読めるため、避けたいという人は案外多い。忌み数として定着しており、ホテルやマンションには4がつく客室がなかったり、駐車場では4や「9(苦)」が飛ばされていたりする。
しかし、四つ葉のクローバーや四番バッターなど、4が持つのは決してマイナスなイメージばかりではない。むしろプラスにとらえられていたり、四季、四方位、四天王、4コマ漫画など、実はまとまりが良い数字であったりもするのだ。
こうして集めてみると、ほかにも「馬券を買うときは家族の誕生日にする」「毎日1万歩を目標に歩く」「学生のころの陸上のベストタイムを車のナンバーにしている」「婚姻届を出す日にち」など、意外にも数字に対するこだわりを持つ人は多いということがわかった。
※ラジオ関西『Clip月曜日』2022年8月15日放送回より