女優の武田梨奈がパーソナリティーを務めるラジオ番組『武田梨奈のこだわりな時間』(ラジオ関西)9月17日放送回に、TikTokでブレイクしているミュージシャンのmeiyoがゲスト出演。meiyoの音楽づくりのこだわりに迫るとともに、オフのときに見るというYouTube動画の話題では2人のそれぞれの個性が表れ、トークが弾んだ。
ワタナベタカシというソロ名義で活動後、2018年に現在のアーティスト名に変更。2021年7月にTikTokに投稿した「なにやってもうまくいかない」で注目を浴び、2か月後にメジャーデビューした、meiyo。ブレイクした「なにやってもうまくいかない」は、本音が詰まった1曲だという。
「TikTokを本格的に始めたタイミングで、2日に1回、曲をアップしていこうとルールを決めたのですが、そこ1か月半~2か月ぐらいで、もう全然何も出てこなくなっちゃって……。何をすればバズるのかが全然わかんなくなっちゃったタイミングが来たんです。それまでの作詞作曲ではちょっと遠回りの表現をしていたんですが、『考えてもむだだ』、『うまくいかないや』と思った気持ちをそのまま出したら、それが聴いていただけたので。みんなが(TikTokで)使ってくれているので、自分が歌いたい曲だったのが、もうみんなのものになったという感じでしたね」
そんなmeiyoの音楽づくりは、家にひとりでこもり、「なんか作らなきゃって思ったタイミングで、携帯と向き合って言葉を書いていくんです。書きながら、言葉にあうリズムも一緒に組み立てていく。リズムが生まれるのとほぼ同時に、その言葉のイントネーションにあった感じのメロディーをつけていく」というもの。特に歌詞にはこだわりを持つ。「ちょっと前まではコード進行やギターで引いた時の『じゃらーん♪』みたいなのと、メロディーの相性みたいなことをものすごくこだわっていたんですが、最近の音楽はそうじゃないのかもしれないと、ちょっと思いまして。もちろんそういう音楽もあるんですが、どっちかと言えば言葉を早口で並べていったときに、耳に良いように聴こえる並びみたいなものや、言葉のイントネーションとずれないことなど、そういうものに結構こだわっています」。
トークの後半では、meiyoのオフについて話題が及ぶ。仕事をしていないときは、YouTubeで動画を観ることが多いというmeiyo。最近はスライムのASMR動画や、わかりやすく言語の話をする「ゆる言語学ラジオ」チャンネルの動画をよく観ているそう。スライムをこねる音など「不思議なことに、どういう気持ちにもならないんです」というところにひかれているという。
その話を聞いた武田は、「最初は全然違ったジャンルだなと思ったのですが、今、ふと、どちらも音やリズムに関連するものだなと思いました。耳で聞くものがお好きなんですね」と、共通点を発見。meiyoも「そう! 最近思ったんですよ。趣味でゲームもやるんですが、ゲームも音ゲーが好きで。なんか音楽ばっかりだなと(笑)」とうなずいていた。
一方の武田は、普段、空手やアクション演技をやっていることもあって、「動いてるものにすごく目が行ってしまう」という。YouTube動画では「何のジャンルかわからないダンスをしている方や奇妙な動きをされる方の動画を無意識に見てしまいます。面白い動きが天才的でかっこいいなと感じて、『これ、アクションシーンで取り入れられないかな』と思うこともあります」と明かす。この話に、meiyoは「すごい! それ、めちゃくちゃいいですね。自分もその感性が欲しいです」と述べていた。
YouTubeアニメチャンネル 「混血のカレコレ」オープニングテーマ「彼此のコレカラ」を8月26日に配信リリースしたmeiyo。ライブでは、日本最大級のサーキットフェス「TOKYO CALLING 2022」9月19日(日)の渋谷編に出演するほか、大阪で行われる日本最大級のライブショーケースフェスティバル「MINAMI WHEEL」(ミナミホイール)では10月10日(月・祝)に登場予定となっている。
『武田梨奈のこだわりな時間』
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