ストレスを軽減する効果がある、と言われている話題の音「ホワイトノイズ」。その音が流れるマシン『巫・造境(ウ ゾウキョウ)』がwebサイト「Makuake」にてクラウドファンディングを実施中。目標金額を開始わずか4日で達成するなど、ジワジワと注目されています。製造元である中国では一足早く8月31日に販売を開始。早くも話題になっています。
一体どんなマシンなのか? 大阪府堺市にある輸入元の鑫三海(しんさんかい)株式会社に話を聞きました。
■ただの環境音とは違う「ホワイトノイズ」の魅力とは
「ホワイトノイズ」とは、人の耳で聞こえるすべての周波数をほぼ一定の強さで含んだ音のこと。たとえば、換気扇や空気清浄機の作動音のような周波数の強さが一定の音というのは、人をリラックスさせ、集中力がアップすると言われています。さらには、安眠効果まで期待できるのだとか。電車に乗っているとなぜか眠くなるという経験は、誰しも一度はあるのではないでしょうか。周波数の強さが一定であれば、雨の音、波の音といった自然音も「ホワイトノイズ」になるのだそう。
■製作期間は6年 実際に大自然で録音した純度100%の自然音
『巫・造境(ウ・ゾウキョウ)』は、製作メンバーが実際に大自然で録音した音をそのまま使用。「森の鳥のさえずり」「波の音」「川のせせらぎ」「虫の声」「雨の音」「水滴のしたたる音」の6種類のうちひとつが収録されており、購入時に選ぶことができます。USB充電で11時間再生可能なため、屋外でも使用することが可能。
人工的にシンセサイザーなどで製作したホワイトノイズと比べると、自然音は音色がクリアで立体的なため、聞き心地がさらに穏やかなのだそう。マシンのスピーカーは既存のものではなく、自然の音をきれいな周波数で再現するためにオリジナルのものを開発。美しい音質にするのは難しく、完成するまでになんと6年もかかったのだとか。