女優の武田梨奈が、冠ラジオ番組『武田梨奈のこだわりな時間』(ラジオ関西)の最終回で、1年3か月にわたって続けてきたラジオへの思いなどを語った。
昨年6月からスタートしたこの番組では、ゲストを迎えて、「こだわり」をテーマにトークを進めてきた武田。中川翔子や武井壮らタレントから、お笑い芸人の錦鯉、映画監督の松居大悟、俳優の高杉真宙や森永悠希、ミュージシャンでは「クリープハイプ」の尾崎世界観、そして空手家の植草歩選手など、数多くの多彩なジャンルのゲストと語り合ってきた。
9月24日放送の最終回では、リスナーからのおたよりを読んだり、これまでの出演回の振り返りを行ったりしながら、武田が1人で進行。初めての冠ラジオ番組で得た思いについて、自らの言葉で明かした。
「いろんなジャンルの方の『こだわり』を探れたのはすごく面白かったです」と、ラジオを通して、役者の世界だけではない、新たな接点が数多く生まれたことを意義深く感じているという武田。「日常の中のルーティーンだったり、その人の個性をいかしているもの、その人のプラスになる部分が『こだわり』につながっているのかなと思いました。私も、このラジオを始めたときは、こだわりはあまりないと言っていましたが、実はたくさんありました」と、多くの気づきを得たという。
この最終回では、武田が今まで以上に強くなった「こだわり」についても打ち明けた。昔から何かを勉強したり、習得したり、練習したりする過程については、目標が達成できたときや、自分自身のなかで納得できたときまで明言しなかったという、『不言実行』タイプの武田。このラジオ番組でのゲストが、「あまり言ったことはないですが、実はこういうことがあって……」という深い話を目の当たりにしたことで、「いろんなところで言っていないことがあるというのは、すごくいいなと改めて思いました」と実感。これからも『不言実行』にこだわって、様々なことにひたむきに励んでいきたいという思いも明かしていた。
今回の放送で、武田は、「本当に本当に皆さんがあたたかく送り出してくださるというか、『寂しい』と言ってくれたうえに、『これからも頑張ってください』という言葉をそえてくれて、とても心強いですね。ありがとうございます!」とファン・リスナーへの感謝の思いを吐露。「1年3か月もラジオに携わらせていただけると思っていなかったので、やることができてよかったなと本当に思います。すごく皆さんに助けられ、支えてもらいながらここまで続けることができたなと思います。このスタジオも、すごく温かくて、ゲストの皆さんも『楽しかったです!』と言ってくれたり、そういった言葉をいただけて『ラジオをやっててよかった』と思いました」と、感慨ひとしおの様子。
さらに、「収録のたびに、『次回楽しみだな』『次はどんな方としゃべれるんだろう?』『私のこういう出来事があったから、みんなに伝えたいな』など、そういった楽しいことであふれていました」と、毎週のラジオが楽しみの1つだったという武田。「この番組が私の生活の中で、すごく楽しくて特別な時間だったので、素敵な機会を与えていただき、本当にうれしかったです。コロナ禍ということもあり、今はなかなかファンの方とお話できる機会をつくることが難しい中でも、このラジオがあったからこそ、みなさんとずっとつながっていられたと感じています。本当にすごくいい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました!」と、最後まで感謝の思いをつづっていた。