イギリスの人気テレビシリーズで、日本でもスターチャンネルなどで全シーズンが放送された『ダウントン・アビー』の劇場版第2弾です。恋と謎とユーモアと。映画『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』が9月30日(金)、全国ロードショーされます。
舞台は1928年、イギリス北東部ヨークシャーにある緑豊かな土地ダウントン村。広大な領地を治めるグランサム伯爵ロバート・クローリーら一族の物語です。
ロバートの三女シビルの夫トムが再婚することになり、一族は大邸宅でお祝いのパーティーを楽しんでいます。ただ、このお屋敷は傷みが目立ち、長女のメアリーは莫大な修繕費用をどう工面しようかと悩んでいます。
こうした中、映画会社から屋敷で撮影したいというオファーがありました。謝礼として結構な金額を示され、父ロバートの反対を押し切ってメアリーは撮影を許可します。
ハリウッドの大スターたちが屋敷に滞在することに、映画好きの料理長助手ら使用人たちは胸をときめかせます。
一方、ロバートの母バイオレットに、南フランスの別荘をプレゼントするという知らせが届きます。フランスのモンミライユ侯爵が亡くなり、遺言によりバイオレットへ相続したいというのです。
ロバートの母バイオレット「南フランスの別荘を相続するの」
ロバートの長女メアリー「別荘?」
ロバート「最初から説明してください」
バイオレット「あなたが生まれる前に、ある男性に出会ったの」
モンミライユ侯爵は若い頃にバイオレットと数日間過ごしたことを晩年まで大切にしていて、当時の思い出が詰まった海辺の別荘を彼女に遺すことにしたようです。避暑地の別荘を知らない女性に取られる、モンミライユ夫人とのトラブルが心配です。
メアリー「辞退しようとは思わないの?」
バイオレット「南フランスの別荘よ。私が断るように見えて?」
あぜんとするロバートたち。なぜフランスの侯爵が大きな別荘を自分の母親に相続するのか、大きな謎です。どんな秘密があるのでしょうか? ロバートは娘や執事らと現地・リヴィエラへ向かいます。