お笑いコンビ・からし蓮根の伊織が、4月17日、冠ラジオ番組『さしよりからし蓮根』(ラジオ関西)で、恋人との仰天エピソードを展開した。
身長190センチの巨体を持つ伊織は「改めて自分がバケモノだと気付かされた」という前置きでトークを開始。新型コロナウイルスの影響で、仕事が一切なくなってしまったため、この期間を自宅で過ごしているが、これといって真新しい楽しみを見つけられていないとのこと。しかし、そんな彼の退屈な日々に光を照らすのが、かねてより明らかにしている恋人の存在。たびたび、その恋人についてトークを展開しており、その関係は良好のようで、現在ともに暮らしており、彼女の手料理を楽しむ日々だという。
とはいえ、この新型コロナによる自粛期間に出来ることは限られている。「何もすることがねえなあ……」と伊織も思い悩んでいたが、そんななか、あることにふと気づいたという。「俺にできることは、彼女を抱きしめることだけだ」。相方の杉本青空もつい「かっこええなあ」と漏らすほど男前な発想である。そして、それを実際に行動に移すため、自宅で彼女を「おいで」と呼び、ギュッと強く抱きしめた。彼女もつい頬を赤らめ……幸せな「おうち時間」の始まり始まり……と、そんな展開となる予定だったが、事態は思わぬ方向に進んだという。
「ギュッて抱きしめたら『アッ!!!! ちょっ、ちょっと一回離して!!』って彼女に言われて。『えっ? どうしたん?』って聞いたら、脇腹を抑えてうずくまり始めて……」。残念ながら、愛あふれる“巨人”のハグは女性の体では耐え切れないパワーだったようだ。「やばいこれはやってしまったと思って……『ごめん。強く抱きしめすぎちゃった…』と泣きながら謝って……」。相方も「悲しい話やで…」と、同情するようにつぶやいた。
しかし、事態はこれだけで終わらず、「さっき『ミシッ』って音がしたから、もしかしたら骨がいったかもしれん……」と彼女が言い始めたという。とても冗談としか思えないが、これは真剣な話だったようで、彼女を連れて近くの形成外科に行き、診察を受けることに。
そして、レントゲンの結果を見た医者から衝撃のひとことが。「ここ、ヒビ入ってますね」。
ただ恋人を抱きしめただけなのに……。「俺、だから…バケモノなんよ! 誰も抱きしめることができないんよ! いよいよなんよ! どうしよう!!」。悲しき大男はただ叫ぶことしかできなかった。
愛する人を抱きしめることすらできないというのは、さながら映画『シザーハンズ』。このカップルは、そのストーリー通りにならぬよう祈るばかりである。