宝塚歌劇団OGで49期生の娘役である竹里早代が、10月10日に放送されたラジオ番組『ビバ!タカラジェンヌ』(ラジオ関西、月曜午後8時〜)に出演。宝塚入団のきっかけや、同期の榛名由梨に抱いていた思いなど在団当時の日々について語った。
49期生娘役として活躍し、1970年の退団後は主婦業にまい進してきたという竹里。オーストラリアやイタリアなど海外生活が長く、舞台に立つ機会は少なかったものの、同期の郷ちぐさが立ち上げた作品に出演したこともあったという。
家庭に専念しているなかでも「やっぱり自分は日本舞踊や歌が好きなので『いつかやりたい』と思いながら、なかなかできなかった」と、退団後も舞台への熱い思いは変わらなかった様子。今回の番組出演は念願だったようで、パーソナリティーの小山乃里子に向け「こうして今日会えて(うれしい)」と、感慨深げに声を弾ませた。
元男役トップスターの眞帆志ぶきと元トップ娘役の加茂さくらも出演したミュージカル作品『花のオランダ坂』で、1967(昭和42)年にローザ役を務めた竹里。正義感の強いオランダ人少女という役柄だったが「先生から、『あんた鼻が低いから、付け鼻するか』と言われた」と話し、「今思えば、付ければよかった!」と、ユーモアを交えて当時を振り返った。
小山に「どうして宝塚歌劇団に入ったのですか?」と尋ねられると、6歳のころから習っていた日本舞踊がきっかけだったと明かした竹里。その後、母親に連れられて訪れた宝塚歌劇で「幕が上がった瞬間、『ここや!』と思ったんです」と、入団を決意したという。反対の声もあるなかで「絶対に入ってみせる!」と情熱を燃やし、見事念願を果たしたそう。
同期生で元トップスターである榛名由梨の背中を見て、「真似をしよう」と毎日一生懸命取り組んでいたという現役時代。日本舞踊を長く習っていたこともあり、在団中は日本ものの作品で主演を務めることが多く、「舞台に立てるうれしさで、毎日夢心地でした」と、往時の思い出をたっぷりと語った。
ラジオ関西『ビバ!タカラジェンヌ』
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