肌寒い季節になり、朝つくったお弁当もお昼には冷たくなってしまう……そんなときに便利なグッズが登場し、注目を浴びています。 温め機能があるバッグ『WILLCOOK(ウィルクック)』 です 。クラウドファンディングでは、目標金額30万円に対し、すでに支援額700万円以上(2022年11月8日現在)を達成しています。多くの人に期待されるこのバッグには、どんなこだわりが詰まっているのでしょうか?
製品企画を行う、販売元の「株式会社WILLTEX(神奈川県横浜市)」に話を聞きました。
■加熱から保温OK アプリで好みの温度調整も!
付属の専用バッテリーをWILLCOOKにカチッとはめると布ヒーターがバッグ中央部分を発熱させます。開始5分で最大80度に到達。専用のアプリから温度調節も可能で、おにぎりなら20分ほどで食べごろになるとのこと。2時間以上55度の温かさを保つことができるため、すぐに食べなくても保温バッグとして活躍します。普段づかいやアウトドアはもちろん、緊急時の防災グッズとしても役立つことを想定しているそうです。
商品を開発するにあたっては、外気で中身が冷めないよう何度も色々な素材で断熱テストを実施。ヒーターも、どのような構造にしたらしっかり温められるのか、試作を重ねたといいます。
■バッグを使った“温め調理”も
WILLCOOKには調理機能もあります。メーカーが提案するメニューの一つが“油そば”。はじめに、ポリ袋に『チキンラーメン』と水を入れ、空気を抜き、ポリ袋を縛ります。そしてWILLCOOKに、そのポリ袋と牛焼肉缶を入れ30分加熱。その後、ポリ袋を取り出して器にあけ、牛焼肉缶の肉と卵黄を盛り付けて万能ネギをちらせば完成。屋外でアツアツの料理を楽しむことができるとのことです。