吉本興業のお笑いコンビ・からし蓮根が、水曜にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-木午後2時30分~)のなかで、「電子書籍派か、紙の本派か」について話した。
電子書籍をよく利用するという伊織は、漫画や小説だけでなく、写真集も電子書籍で見るのだそうだ。どこにでも持っていけるため移動しながら読みやすい、とその利点を語りつつ、「やはり紙の本も捨てがたい」と口にした。というのも、漫画『東京リベンジャーズ』も電子書籍で買ったものの、読み進めていくうちに紙の本で集めたかったと後悔したという。その経験から、「後世に伝えたいものは紙の本で買うべき」と持論を展開した。
一方の青空は、電子書籍をほとんど読んだことがないという。ただ、漫画を読むことは好きとのことで、子どものころは父親が持っていた手塚治虫文庫全集などを読んでいたのだそう。『ONE PIECE(ワンピース)』や『NARUTO-ナルト-』をはじめとした最近の漫画ではなく、昔に発売された漫画を読んでいたため、「周囲の友達と話が合わなかった」と話した。
紙の本派のリスナーからは、「スクロールして読むより、紙でページをめくって物語を読み進めるほうがわくわくする」「本を買って、読み終えて並べておくのがうれしいので紙の本を買う」という意見が寄せられた。メッセージには「『三国志』を全巻読み終えて並べたときは、達成感が半端なかった」とその喜びがつづられており、からし蓮根の2人も共感していた。
電子書籍派のリスナーからは、「大きな本屋が自宅から遠いので電子書籍に頼る」という声が寄せられた。ほかにも、「小さな字の本を読むと目が疲れるが、(電子書籍なら)文字サイズを変えられるので大きい字で読めて便利」という機能面を重視したリスナーも。
なかには、「子どもたちに見せたくないような“ちょいエロ漫画”も見ることができます。私のスマホに入っている本の98パーセントが、ちょいエロ漫画です」というメールもあった。
さらに別のリスナーからは「前まではバレると恥ずかしい系の本は押し入れの奥に隠していたのですが、今は隠さず読みたいときにスマホで読めるので助かります。ちなみに現在、押し入れの奥にはDVDを隠しています」というメールが寄せられ、青空は「やかましいわ!」とツッコんでいた。この流れで、伊織は「読んだことのあるアダルティー漫画が実写化したとき、先に目をつけてたという達成感でうれしい」と口にした。
全体の意見を集計すると、電子書籍派は54.5%、紙の本派は45.5%という結果となった。
(取材・文=バンク北川 / 放送作家)
※ラジオ関西『Clip水曜日』2022年11月9日放送回より