林歳彦氏（会社経営者・環境活動家）と、フリーアナウンサーの田中大貴（元フジテレビアナウンサー）がパーソナリティーを務めるラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー！やってみよう！！』。2022年11月14日放送回では、家具メーカーの株式会社ヤマソロ（本社：兵庫県小野市）直営店「BIGバリュー」小野店の副店長・松本真子さんをゲストに迎え、人気アウトレット家具店で働く思いや、地元・小野市の魅力について話を聞いた。
株式会社ヤマソロは、1928（昭和3）年創業。当初はそろばんの製造企業であったが、現在は木製インテリア家具のメーカーとして展開し、自社製品のECサイト運営のほか、実店舗のアウトレット家具店「BIGバリュー」を小野市と加古川市に出店している。
松本さんが同店で働きだしたのは、2006年、BIGバリューの前身、「インテルナ山本」時代から。「何の仕事しようか考えたとき、ふと家具業界ってどんなとこだろうと思って。インテリアコーディネーターに興味を持って、その資格を取るには家具屋さんで働いた方が知識が得られるし勉強になるかな……と思った」ことがきっかけになり、地元にあった同店の門をたたく。
株式会社ヤマソロの直営店「BIGバリュー」は、毎週日曜日に家具の『1円セール』を行うことが評判となっている。この驚くような売り出し方を発案したのは同社の専務だったそうだが、当初は松本さんも驚きを隠しきれなかったそう。
「『思い切りすぎ！』と思いました。でも専務は『続けることに意味がある』と。実際（1円セールを）続けていくうちにメディアの方々から声をかけていただくようになって（話題が広まっていった）。1円商品については、採算となればもちろん赤字ではありますが、やっぱりこのセールをきっかけに『家具といえばココ（「BIGバリュー」）』と、当社を思い出していただければうれしいです」
「BIGバリュー」とともに歩み、10年以上が経つなか、松本さんは家具業界で働く醍醐味を次のように語る。
「家具そのものにも魅力はあるんですが、お客さまの要望に応えられたときのうれしさが一番の魅力ですね。そのために私が大切にしているのは（顧客に）喜んでいただくのはもちろんですが、要望をストレートに聞くのではなく、感じるというか、察することができるように心掛けています。ただ単に『ソファーが欲しい』お客さまにソファーを売る、というのではなく、お部屋に合ったものをお選びしたいので、フローリングの色やサイズなどをヒアリングして……お客さまが店内で見ていたものや色、身振り手振り、雰囲気なども総合して察する（理解する）ようにしています」
その松本さんは、「BIGバリュー」小野店を構える兵庫県小野市が地元。まちの魅力について、「完全にホーム。温かいところで、どこに行っても知り合いがいるみたいな感じ」だと語る。
同じく小野市出身の田中大貴も「（小野は）行くところに絶対知り合いがいる、それがいいところですね。この間も、地元に新しい美容院ができていたので誰にも言わずこっそり行ったんですが、その日の夜に地元の友人から『今日、小野に来てた？』と聞かれました（笑）」と、自らのエピソードを交えて小野市のアットホームさを伝えていた。
最後に松本さんは、今後の展望について、「今（『BIGバリュー』は）小野店と加古川店の2店舗ですが、3店舗、4店舗、5店舗と広げていければ。そして、家具と言えば『BIGバリュー』、そう言っていただけるようになればいいなと思っています」と述べていた。
