塩野義製薬が開発、新型コロナ飲み薬「ゾコーバ錠」緊急承認までの経過は次の通り。
2019年12月8日 中国・武漢で1例目の感染者が報告される。 WHO(世界保健機関)が世界で最初の症例として公式に発表
2020年1月16日 日本で最初に感染者が報告される。同年1月6日に中国・武漢市から日本に帰国、1月14日に診断された
《2021年》
7月22日 塩野義製薬が国内で臨床試験(治験)を開始、 初回投与
9月27日 塩野義、最終段階の治験を始めたと公表
12月24日 厚労省、新型コロナウイルス経口薬として開発されたアメリカ・メルク社「モルヌピラビル」の国内での製造販売を特例承認
《2022年》
2月10日 厚労省、新型コロナウイルス経口薬として開発されたアメリカ・ファイザー社の「パキロビッドパック」を特例承認
2月25日 塩野義、厚労省に緊急承認申請
3月25日 「薬事承認されれば、速やかに100万人分の供給を受ける」ことで政府と塩野義が基本合意
6月22日 厚労省、専門部会で審議。承認可否の判断持ち越し
7月20日 厚労省、専門部会と薬事分科会の合同会合で2度目の審議。「有効性は推定できない」として承認見送り
《2022年》
9月28日 塩野義、最終段階の治験で主要評価項目を達成したと発表(主要評価項目は新たに設定)。
11月22日 厚労省、合同会合で3度目の審議、緊急承認
塩野義の手代木功会長兼社長は「新しい治療選択肢を、まず日本に、そして必要とする多くの国に提供できるよう取り組んでいく」とコメント