神戸市長田区の民家の壁に火を付けたとして、兵庫県警・長田署は5日、同区内居住の会社員の男(37)を現住建造物等放火容疑で逮捕した。男は容疑を認め、「ライターで火をつけた」と話しているという。
男は11月15日午後、長田区内のクリーニング店の外に置かれた灯油タンクなどに火を付け、壁面の一部を燃やした疑いが持たれている。
長田署によると、同区の南部を中心に、同日夜から翌16日にかけて不審火が連続8件発生しており、郵便受けやエアコンの室外機、外壁に取り付けた排水用パイプなどが燃える被害が相次いだ。けが人はいない。いずれも国道2号線付近に被害が集中しており、男はこれらの犯行について、関与をほのめかしているという。