プロ野球・オリックスの福田周平選手(30)が、宗佑磨選手(26)とともにラジオ関西の番組にゲスト出演。日本一を成し遂げたチームのリードオフマンが、ゴールデン・グラブ賞初受賞の思いなどを語った。
ゲスト出演したのは、林歳彦氏(会社経営者・環境活動家)とフリーアナウンサーの田中大貴(元フジテレビアナウンサー)がパーソナリティーを務めるラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』2022年12月5日放送回。
福田選手は宗選手とともに、守備のベストナインを表彰する『第51回 三井ゴールデン・グラブ賞』を受賞。パ・リーグ2連覇、26年ぶりの日本一とともに、個人タイトルも獲得した。
「一番とらないと思っていた賞といえば大げさですが、無縁な賞だと思っていたので、想定外でした」と述べた福田選手。当初はショートなど内野手としてプレーするも、昨年から外野手に挑戦している背番号1は、前週の放送でも「(試合に出られたら)どこでもいい」と話していたが、コンバートについては「僕も勝負かけにいきました」と明かす。
福田選手の内野から外野への配置転換について、「えっ、嘘でしょ!」と当時は思ったという宗選手も、「練習しているのを見て、めっちゃ上手いなと思って、『できるんじゃね?』みたいな感覚でした」と、その適応能力の高さを痛感したそう。
オリックス戦の実況なども務める番組パーソナリティーの田中大貴は、「ロッテ戦解説を行う里崎智也さんが『福田周平のカバーリングは日本一だ』といつも言っていた。里崎さんは(福田選手が)どうカバーしているか、例えばライトに飛球があがったとき、福田選手がセンターにいたら(ボールや野手の行方を)どう見ているかをずっと見ていて、『一番ちゃんとカバーしているし、何か起きた時のために、バックアップ体制をとっている』と話していた」と、今放送でエピソードを披露。
この話に、福田選手は「本当ですか? カバーリングで怒られることが多かったので……(苦笑)。たぶんいいところを見てくれていたのかなと。うれしいです!」と、はにかみながら答えていた。
ベンゼネラル(BEN GENERAL)ブランドのグラブで今シーズン、好守を見せ続け、チームへの貢献度も高かった福田選手。オフに入っている12月だが、「トレーニングをバリバリやっていきたい」と、すでに来シーズンを見据えた体力強化に取り組んでいる。ちなみにコロナ禍以前は海外でのトレーニングも行っていたそうで、そこではメジャーリーガーとも遭遇。番組でメジャーリーグへの憧れを問われた際には「実力も伴って、もし自分でも通用するとなれば、行きたい」と率直な思いも語った。
番組の最後に個人に関する来シーズンの抱負を問われた福田選手は、「僕は3割を打ちたいです。出塁率もあげて、たくさんホームベースを踏みたいです」と、今後もオリックスのリードオフマンとして出塁と得点にこだわる思いも述べていた。