甲子園ボウル実行委員会が、今月30日までクラウドファンディングを実施している。アメフトの学生日本一を決める「甲子園ボウル」実施の際に、甲子園球場(兵庫県西宮市)に仮敷設される芝生を再利用し、神戸のメリケンパークに新たな広場を作る計画。
甲子園ボウルは、年に1度行われる日本最古のアメリカンフットボールのボウルゲーム。1947年(昭和22年)に第1回大会が開催され、今年で77回目。12月18日(日)に早稲田大学と関西学院大学が対決する。
「CAMPFIRE」で実施中のクラウドファンディングは、一口5,000円から支援することができ、返礼品は全8種類。支援額に応じて、個人向けに6種類、企業向けに2種類が用意されている。個人向けには、実際に甲子園ボウルで使用された芝生を卓上で観賞できるオリジナルの「芝生観賞キット」、企業向けには「インターン派遣」(SDGs課題解決に学生が参画して企画・提案を行う)などがある。
なお、芝生移設計画は今後複数年かけて実施される予定。同計画は、学生主体の社会貢献活動「甲子園ボウルSDGsプロジェクト」の一環にもなっている。同実行委員会は、「次世代が気軽に天然芝生になじみ、スポーツに触れる機会をつくることに努め、緑豊かなフィールドを利用した心身を育む活動などにも取り組んでいく」とコメントしている。
クラウドファンディング「甲子園ボウルの芝生を再利用して子供達が遊べる広場を作りたい!芝生移設プロジェクト」は、CAMPFIREで12月30日まで実施中。目標金額に満たない場合でも計画は実行される。詳細はCAMPFIREのプロジェクトページに掲載されている。