イニエスタが手がける『Capitten』(神戸市中央区) サッカー選手のブランドショップは世界初 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

イニエスタが手がける『Capitten』(神戸市中央区) サッカー選手のブランドショップは世界初

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 サッカーW杯カタール大会は日本代表が躍進し、多くの人が注目した大会となった。

 さて、サッカー選手の命ともいえるのがスパイク。2022年11月、世界的スーパースターであるヴィッセル神戸所属の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ選手が手掛けるフットボールブランド「CAPITTEN(キャピテン)」のフラッグシップショップが神戸にオープンした。サッカーシューズを中心に、スポーツウェア、スポーツアパレルなど多岐にわたって商品を展開している。

 サッカー選手がブランドを立ち上げ、オリジナルスパイクを作るのは世界初のことだそうだ。『株式会社CAPITTEN』(神戸市中央区)の代表取締役・高橋浩二さんに話を聞いた。

インタビューを受ける株式会社CAPITTENの代表取締役、高橋浩二さん(写真右)
インタビューを受ける株式会社CAPITTENの代表取締役、高橋浩二さん(写真右)

 2021年夏、高橋さんは知人を通じてイニエスタ選手と知り合った。会う回数を増やしていくうちにイニエスタ選手から「子ども達のために何か残していきたい」という話をされたという。20年ほどアパレル業界に身を置き、自身のブランドと店舗を全国に展開している高橋さん。「それならいっしょにスパイクやアパレルの商品を作っていこう!」と話がまとまった。

「Capitten」の店内
「Capitten」の店内

 ブランド名の「CAPITTEN(キャピテン)」は、イニエスタ選手がヴィッセル神戸などでキャプテンを務めていることが由来。

「キャプテンはスペイン語で“カピタン”と発音します。今回、ご縁があってブランドができたので”縁=en”をプラスして、“CAPITTEN”としました」(高橋さん)

 ブランド名はもちろんどういったインパクトのブランドにするかなど、数か月の時間をかけてじっくりと話し合ってきたという。

 計画が起こった当初「6か月ほどでブランドをスタートさせたい」という意向もあった。しかし、どういった素材・生地で作るのか、一つひとつの製品に対して吟味していった結果、1年越しでのスタートとなった。

「時間は要しましたが、イニエスタ選手がピンポイントで話をしてくれたので、遠回りしないで商品開発することができました」(高橋さん)

「イニエスタ選手自身が安心して履けるスパイクを一緒に作りたい」ということが根幹になっているため、同店はスパイクの取り扱いが中心。イニエスタ選手の“背番号8”と“末広がりの8”にちなみ、888足限定でイニエスタ選手の足形から作ったスパイク(直筆サイン入り)も販売するそうだ。

 もちろんアパレルの方向にも力を入れており、ウェアの種類は今後さらに増やしていく予定とのこと。

店内にはスパイクや洋服が並ぶ
店内にはスパイクや洋服が並ぶ
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