サッカー・J1のヴィッセル神戸は20日、MF井上潮音選手(25)が、来シーズンからJ1に昇格する横浜FCへ完全移籍することが決まったと発表した。
1997年8月3日生まれ、神奈川県藤沢市出身の井上選手は、アカデミー時代から在籍していた東京ヴェルディを経て、2021年からヴィッセルに加入。ボランチや2列目など中盤を主戦場とし、ヴィッセル1年目ではJ1リーグ戦で22試合に出場していたが、今シーズンは出場機会が減少し、J1で7試合の出場にとどまっていた。また、東京V時代の恩師でもあるミゲル・アンヘル・ロティーナ監督就任時は、指揮官のサッカーの伝え手としての役割も期待されたが、レギュラー獲得には至らなかった。
井上選手はヴィッセルのクラブ広報を通じてコメントを発表。「このたび、横浜FCに移籍することになりました。まずはこの場を借りてヴィッセル神戸の選手、スタッフ、フロントスタッフ、サポーター、関わるすべての方々に心から感謝を伝えたいです。この2年間、ピッチ内外で本当に多くのことを皆さんから学び、成長させてもらいました。今思うことは本当にヴィッセル神戸に来て良かったということです。次のステージでも自分自身と向き合い、もっと成長した姿を見せられるように頑張ります。改めて2年間、本当にありがとうございました」と感謝の思いを述べている。
また、横浜FCを通じて「横浜FCの皆さん初めまして。このチームの力になれるように、日々努力します。よろしくお願いします」と新天地での意気込みを語っている。
なお、ヴィッセルは16日に、J2の徳島ヴォルティスへ育成型期限付き移籍中のMF櫻井辰徳選手(20)について、移籍期間を2023シーズン終了まで延長することが決まったことを発表済み。櫻井選手は契約により、2023シーズン、ヴィッセルと対戦するすべての公式戦に出場することができない。